どんなメンタルケアをしているか
不安定になってきた娘に対してどう接しているかなど、いくつかに分けて書きたいと思います。
1. 話をきちんと聞く
まずは本人が伝えたいことを吐き出させる、ということです。
大人からしたらたとえ間違えるようなことでも、正そうとせずまずは言い分を聞くように気をつけています。
できるだけ否定はしないこと。
特に愚痴などは本人も「ただ言いたいだけ」だと思うので、否定せずとにかく聞いています。
聞いているうちにこちらも「それは違うな」と思うことが出てきますが…、
そして言いたいことが言えずとてもストレスがたまりますが…、
とりあえずグッと飲み込んで聞きます。
ひたすら「同調」です。
2. 娘の希望に添うような行動をする。できない場合は理由を示す
たとえば食事。
最近は娘のリクエストに応えるようにしていますが、合間に娘が好まないお魚メニューを挟んだりします。
そうすると娘からは「魚が食べたいなんて言ってない」とクレームが来ます。今までは頭ごなしに「お肉が続いていたでしょ!」と一喝で終わるのですが、今はお魚を選んだ理由(あなたの胃腸が心配だから、とか)をきちんと伝えるようにしています。
そうすると納得して少し気持ちが落ち着くように見えます。
ほかはなるべく叶えてあげるようにしています。
たとえば、今まで家族の風邪などが移ることを懸念して寝室は別でしたが寝室を一緒にする、寝てほしい時間だけど音楽が聴きたいと言われれば一曲だけOKにする、おやつのリクエストには応える、など。
些細なことですが、彼女の思いを否定しないことで、少しでも彼女の気持ちがほぐれてほしいという思いです。
3. 睡眠はしっかり取る
わが家は8時間寝るようにしています。
夏休み終わった頃、睡眠不足が続いたことがあったのですが、そのときの娘は、
・体調がなかなか良くならない
・すぐ落ち込む、不安になる
・泣き出す
・ありもしない悲観的なことを考える
など、特にメンタル面でマイナスなことしか起こりませんでした。
なので、早寝早起きでなくてもいいから、とにかく8時間は眠らせること。
ずっと続けていた朝勉強も止めて寝させるようにしています。
受験学年とはいえ、メンタル面でも睡眠は本当に大切です。
宿題は削ったとしても、睡眠は削らない方が効率は遥かに良いと感じます。
気の充実には睡眠がとても重要だと思います。
塾でしっかり勉強はしてきているはずなので、家では睡眠を削ってまで勉強はさせないようにしています。
4.言いたいことは塾の力を借りる
女の子は特にそうかもしれません。
親の言うことなんて、ちゃんとは聞いてくれません。
それが勉強についての注意ならなおさらです。
「何も分かってないくせに…」と思っているのだと思います。
なので、そういうときはサピックスの先生のお力を借りるようにしています。
以前、授業中の添削で先生が一言励ましの言葉をノートに書いてくださっていたのです。
娘はそれがとても嬉しかったようで、娘は人が変わったようにその教科を勉強するようになりました。
先生の一言で行動が大きく変わりました。
それ以来、私はサピックスの先生のお力を借りるようにしています。
(もちろんこちらの言い分を丸々言ってもらっているわけではありません。相談内容に対して、先生が感じたことを娘に伝えてくださる感じです)。
これからのメンタルケア
これからはさらに気をつけていかなければならないと思っています。
頑張れとプレッシャーをかけないことも必要になってきます。
十分頑張っていることをママは分かっているよ、ということが伝わるような言動をしようと思います。
あとは娘のことを信じてあげること。
ちょっと勉強が足りないんじゃないかと思ったとしても、本人が頑張っていることは確かなので、その姿を信じて認めてあげたいと思います。
心配なことは山ほどありますが、娘の意志を尊重し、それを潰さないように。
そのためにも毎日なかなか忙しいですが、たくさん話をして思いを聞いてあげようと思います。
心配になってしまうくらい疲れていたら、少し休ませる勇気もこれからは必要かもしれません。
夏頃とは全く違うフェーズになっていることを実感します。
今までは頭ごなしに宿題もやらせてきましたが、あと残りの期間は本人を信じきって本人の意志も汲みつつやっていこうと思います。
さくら子さんのプロフィール
サピックスに通う小学校6年生女の子のママ。中学受験が不要といわれる教育面で恵まれたエリアにお住まいですが、通信講座でお子さまの成長を感じ、もっと伸ばしてあげたいという思いから中学受験をすることを決めました。
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