今年も中学受験がスタートしましたね!
3年前の今ごろは、娘の埼玉受験を終えてから2月本命・本番に向けて、ラストスパートで体調管理やスケジュール管理に集中していたこと、なによりも合格を祈っていた毎日を懐かしく感じると同時に、今年も受験生たちの頑張る姿にエールを送りたいと思います。そして、来年は息子の受検に向けてドキドキしている頃かと思うと、また身の引き締まる思いにもなります。
また、それと同時に下級生たちにとっては、新学年の始まる時期で、塾選びで悩んでいる方も多いのではないかな、と思い、今回は、わが家流の塾の選び方をお伝えします。
子ども視点で振り返る、長女の塾選び
現・中3の娘が中学受験を意識したのは、お友達の影響からでした。
仲良し女子2名が、新小4の2月から受験塾に行き始めました。この子たちのおかげで、今の人生があるといっても過言ではないでしょう。その友達の会話を聞いて、
「受験って何?」「電車に乗って行く塾ってどんなところ?」と興味津々でした。
私自身も中学受験を経験し、中高一貫校に通って、人生において大切なものを多く得たので、中高の6年間はのびのびと好きなことをやってもらいたい気持ちもありました。
しかし、そのとき、弟二人は、幼稚園年中さんと1歳半。日々を回すことに手一杯だったので、私からは言い出すことはしませんでした。
結局、娘が「一度、塾を見てみたい!」とのことで、近隣の塾をリサーチしました。
4箇所候補があったので、どんな印象だったか回顧します。
1.大手4大塾のひとつ
簡単な確認テスト後、体験授業2回。
先生の勢いと情熱に、親は頼もしかったけど、本人には関係なし。
(娘の感想)→授業は楽しかったけど、トイレが嫌だった。
2.大手4大塾のひとつ
体験授業2回。
学校の同級生が3人いて、しかも、2人は上位のクラスで一番前に座っていました。スタッフの方も温かく良い感じで、教室も明るく、私としてはいい印象。
(娘の感想)→授業が簡単すぎ。机と椅子を3、4人で使う(長机長椅子)のが嫌だった。
3.またもや大手4大塾のひとつ
問い合わせた時点で、当月の入室テストは終わっていて、翌月の入室テストを勧められ、う〜ん、歓迎感がない…。
4.その後通塾することになった中学受験グノーブル
入室テスト後、体験授業2回。
通塾している知り合いがいないし、新しい塾で3期生が卒業したばかりで、正直、実績がよく分からない…。と思いましたが、
(娘の感想)→授業がめちゃくちゃ楽しかった!先生は面白いし、学校とは全然違って、いろんなことが知れるし、ここに通いたい!!
お迎えに行った車の中で、こう話したときの、娘のキラキラとした眼は忘れられません。
そして、 本人が「ここで勉強をしてみたい!」と思えた塾に出会えたので、4年生の5月からお世話になることになりました。
「塾というものに行ってみたかった娘」と「中学受験はやらせてあげたいな、という私の想い」がいい感じにぶつかったので、通塾、受験勉強をはじめました。
ちなみに、そのときには、
「どこの中学に行きたいね、目指そうね」とか、「共学校や女子校どっちかな」とか、「偏差値っていうのがあってね」などの話は一切しませんでした。
結果、3年弱、紆余曲折ありましたが、本人の第一印象、インスピレーションは、正しかったと思います。受験直前期には、一日中、塾にいることになるのは、子ども本人なので、本人の居心地の良さや感触というのは、とても大切だと思います。