みなさんは「2月」と聞くと何を思い浮かべますか？
個人的にはだんぜん「二月の勝者」が優勝でしょうか。
私も我が子の中学と大学受験ではハラハラドキドキ、合格行脚をしながら心を整え応援しておりました。
いまだに2月1日は受験校へ向かう親子の姿に「がんばれ！」と心でエールを送っています（笑）
大学受験がきっかけに知った「鷽替神事」
さて、鷽替神事（うそかえしんじ）について聞いたことがあるでしょうか？
鷽替神事とは、
「古来より、天神さまゆかりの鳥として親しまれている『鷽」』(うそ)は、首からほおにかけて美しい紅色で頭と尾が黒く、背や腹はネズミ色の小鳥です。
平素私達が知らず知らずのうちに使う「嘘」を、天神さまの「まこと」に替えていただき、正しい幸運を招く意味から初天神の1月25日に、この鷽鳥を木彫りにした「鷽」を新しい「鷽」と取り替える神事が「鷽替え神事」です。
もともとは、神棚に供えておいた「鷽」を「替えましょう」「替えましょう」と呼びかけて、手から手へ、取り替えてゆき、凶事をうそにして、幸運に替えることを念願して行われたもので、江戸時代はじめから始まったと云われています。
現在では、凶事をうそにして幸運に替える開運、除災招福のお守りとして多くの方が受けられます。」 （湯島天神より）
私は凶事をうそにして幸運に替える開運として、毎年、湯島天神をお参りしておりました。
（ただ、コロナ禍ということもあってここ数年は参拝できていません）
私がこの神事に出向くきっかけになったのが長女の大学受験でした。
中学受験と違い、大学受験はあんまり親の出る幕はありません（我が家の場合）。
やることといえば、栄養たっぷりの食事と健康管理、出願の支払いをする、くらいだったでしょうか？
当時はまだセンター試験の頃で、娘は国立大学を志望しておりました。
センターは努力が実を結んだのですが国立前期入試で願いがかなわず、持ち前の精神力で後期受験のため日々邁進していたところでした。
後期が合格いただけない場合は浪人か、または既に合格をいただいている私大（学費3000万円越えで腰が抜けそう）に進学するかという状況。娘は現役にこだわっていたので浪人はないと宣言していて、私的には毎日胃に穴が空きそうな気持ちでいました。
そんな時、私はなにをしていたか、
1.玄関掃除
2.拭き掃除
3.栄養バランスに気をつけること
4.親自身がストレスをためないこと
5.風邪やインフルエンザ予防に温度・湿度を管理すること（今はコロナも）
6.干渉しすぎない
7.学習環境を整える
8.合格行脚（パワースポットと呼ばれるところあれば足繁く通ってた）
緊張感で精神的に親子ともに迷走していた頃だったと記憶しています。
後期試験、北へ。帰りの飛行機でのサプライズ！
今がどれだけ大変だったとしても「あの時、もっと休んでいればよかった」なんて後悔することはない。そして思考は現実化すると願い、我が家の強運を信じ、必ずご縁のあるところに決まる！と言い聞かせ、運も味方に引き寄せろ！と毎日鏡に受かって念を投げかけてました。（鏡なので2倍効果w）
そしていよいよ勝負の後期試験。受験のため向かったのは旭川です。
娘を試験会場へ見送り、私は近くの旭川天満宮へ。近くと言っても北の大地は遠かった！道路にはタクシーが走っているわけでもなく、雪の中をただひたすら歩く歩く歩く…。
神社では鷽替神事自体は既に終わっていたので、御朱印と鷽を購入しました。
参拝したのが良かったのか、試験の帰りの飛行機内では嬉しいことが！
乗り合わせていたCAさんが制服姿である娘に声をかけてくれ、受験生であることを知り、降車の際、素敵なカードをくださいました。
もうね、「受かるしかないでしょ！」と気分上々で帰宅したわけです。
国立後期は不合格でした。狭き門の扉は開かず。
しかしながら、私立後期他大学の合格をいただき、現役生として大学生をむかえることになったわけです。
我が家的には1千万以上学費が加わり涙涙涙…。天を仰ぎました。
とまあ、そんなこんなで…
すべては北の大地で出会うべくしてであった鷽替のおかげもあると信じていて、いまでも湯島天神の神事に参加しているというわけです。
（もちろん変えたくなければ参加しないです。）
きわめつけに、学費を振り込みにいった銀行の担当さんのお名前が「大勝」さんでした。とてもありがたいお名前で、もしかしたら心を配ってくださったのかも…と、とても嬉しかったです。
こうやってご縁あるところとつながっている…。
鷽替のことを教えてくれた友人、そして北の地、関わってくださった全ての方々へ感謝した日でした。
占い師のゲッターズ飯田さんによると「人生のあいうえお」というのがあるのだそうです。
「運」の次に「縁」があり、「運」の前には「意識」がある。「意識」の前に「愛」があり、「縁」の次には「恩」がある。大切なあいうえお。「恩」の後には「感謝」がある。
ただし、運をいくら変えることができても、縁を大切にしたり、恩を返したり感謝の気持ちを持たない限り、先へ先へと進んでいく事はできないと言うことも、ゲッターズ飯田さんから教えていただきました。
人生で大切な事を心に刻み、運の良い人生を歩いていけると良いですね。
