サピックスに通塾した5年生を振り返って【K-mama vol.5】(2ページ目)

悩んだときには塾に相談

成績が落ちて悩んでいたときは塾にまず相談しました。だいたいテスト結果が返ってきたタイミングでの相談が分かりやすかったです。
まずは受付の方に電話で「この教科のことで先生に相談したい」とお願いしておくと何日か後に現在のコースの担当の先生から折り返しお電話いただけます。

先生方は授業の様子と提出している宿題の内容、テストの内容からアドバイスをくださいます。思っていたよりきめ細かく各個人を見ていただいていることが分かって、さらに塾での子どもの様子を知れる安心感がありました。
アドバイスは主に現状分析と、カリキュラム上の難易度やポイントの説明、わが子についての注意点などです。
意外にも先生方からはわが子の強みや成長したところを教えていただけることが多かったです。親は欠けたところ、足りないところだけをみて、心配を募らせますが、先生方は基本良い面から教えてくれますのでちょっと安心できます。

また、あまりはっきりとはおっしゃいませんが、要するにすぐに効く特効薬はないわけで、結局のところ今努力している方向性が間違っていないかを確認するという意味合いが強かったです。
何度かの相談を通して、間違っていたら早めに方向修正すること、そしてその努力を途中でやめない、結果が出るまであきらめないことが学力を伸ばすのに大事だなと思います。

6年生に向けて~志望校選定など~

いよいよ1年後のその日に向けて志望校、受験校を絞っていく時期がやってきました。
サピックスではまずは4月のサピックスオープンまでには大まかな志望校の目途を付けておく必要があります。6年生の5-6月と10-11月に模試の結果を踏まえて志望校についての面談があるためです。

6年生から通塾の曜日が変わり、平日は週2日4時間ずつ、さらに「土曜志望校別特訓」(通称土特)として土曜日に5時間の通塾になりますが、まずはその土特のクラス編成のために、志望校調査の紙を1月頭までに提出しています。

ただこれは学校名がついているコースに分けられるものの、単に成績順のコースであり、後期に行われる志望校対策のSS(難関校サンデーサピックス特訓)の準備的な意味合いだそうです。たとえ志望校が共学校だとしても結局競争相手は同性なのでこういうコース分けになっていくのですね。

1月から2月にかけて、現6年生の受験の様子を拝見しながら併願パターンなどをゆるーく考えてみたところ、受験の結果によってはBプランとして受けられる学校を考えておく重要性を実感しました。

昨年はまずは第一志望の学校をということで見ていたところがあったので、今年はもう少し幅広くほかの受験日の併願校も積極的に見学していきたいと思っています。
コロナ禍で昨年は6年生限定の説明会や見学会も多かったわけですが、いざ6年生になると土日も塾の授業やテストで忙しいので、その辺のスケジュール管理も大切になってきそうです。

まずは新6年の塾生活に慣れること。そして今までどおりの努力を続けつつ前向きな気持ちで勉強に取り組める環境をつくること。
これらのことを大切に志望校選定と共に取り組んでいきたいです。

K-mamaさん

K-mamaさんのプロフィール

小学校5年生になる女の子のママ。お子さまは3年生の10月からサピックスに通塾しています。夫婦ともに中学受験を経験しており、ご自身の経験から娘さんにも中学受験をさせることにしました。
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