今年はコロナ、特にオミクロン株の猛威を振るう中での中学受験で、親子ともに例年になく慎重かつ、ケアが大変な受験だったと思います。本当にお疲れさまでした。
そして、いよいよ、新6年生になる息子の学年の番になりました。
わが家としては4年ぶりの受験学年になりました。
息子は、都立中高一貫校を目指して、これまでは小6までの小学校学習内容を先取り学習するインプットの1年でした。いわゆる適性検査対策、作文はこれから本番に向けて、演習を繰り返していくことになるようです。塾では、学年が変わり、受検生学年となった息子は、家族の中で「いよいよ自分が主役!」になったつもりで、一気にモードが切り替わってきたように思います。(3姉弟の真ん中っ子あるあるでしょうか。自分が主役になれて嬉しいようです!)
まずは志望校選びから
さて、エンジンのかかった息子は、ひとまず、志望校を絞ることを始めました。
ここで、少し、都立中学について説明をすると、都立中学は10校(+千代田区立九段中学)ありますが、もちろん、それぞれの学校に個性や特色があり、求めている人材が違うようです。入学後、特色のあるカリキュラムが組まれていることはもちろんのこと、国語、理科、理数、英語、国際、など特化していることはそれぞれでちがいます。
すべての都立中が2月3日に適性検査日となりますので、併願などで複数受けることができません。
適性検査の出題は「共通作成問題」と「独自問題」をそれぞれの学校で組み合わせています。
適性検査ⅠとⅡの学校、適性Ⅰ〜Ⅲまでの学校と分かれる上、独自問題がどの適性検査に入ってくるかは、学校によって違います。
適性検査Ⅰは、文章読解と作文(国語)、
適性検査Ⅱは大問3題(算数・社会・理科、を中心に教科横断した問題)、
適性検査Ⅲは、大問2題の理系問題です。
そして、その殆どは記述式の問題で、知識を問うものではなく、条件や問題の内容を通じて、自分の考えを述べたり、論理的に説明できたりする能力が見られます。本質的に理解をしていないと、また文章の組み立てが上手にできないと、回答できない問題のようです。もちろんテクニックも必要です。
本人の適性に合わせた目標設定
今回、来年の受検に向けて、本人がどんな適性があって、どういう校風のところが良いのかを相談し、レベルはどの程度まで狙えるのかを含めて、目標を定めることにしました。
息子は、成績も好みも圧倒的に、『文系<理系』 で、この都立中受検の適性検査の勉強をすることで、文系の力(読解力や記述力)を伸ばそうと思っています。
今のところは、知識的な問題を問われるテストでは割と点数が取れるので、これからは、適性検査問題に慣れていくために、多くの演習問題に触れて、思考のパターンを増やしていく必要があると思います。
都立中は、どの学校も自分で論理的に考え、まとめ、自分の言葉で表現できる力を持ち合わせている人物像を求めています。
正直、適性検査が息子に合っているとは思わないですが、この思考回路の訓練をすることは、今後の人生において、重要な要素だと思うので、頑張っていってほしいですね。
報告書に関する課題
また、選抜する(合否を決める)際には、当日の適性検査とともに小学校の成績(報告書点)との合計得点で決められます。報告書点は小5と小6(九段中等は小4・小5・小6)の9科目の成績を点数化して算出されます。
しかも、小学校で配布される通知表(あゆみ)がそのまま適用されるのではなく、学年教科ごとに三段階の点数を小学校の先生が改めてつけるそうで、その報告書点が全体の2割〜3割を占めます。5年の1・2学期のあゆみから、副教科の成績を上げるのが喫緊の課題であることも確認しました。
ここからは、学校の授業でも授業以外でも意欲的に、かつ丁寧に副教科に取り組む必要がありそうです。少しずつ意識が変わってきているようなので、3学期のあゆみで少しでも副教科の○の位置が左側に動いてくれることを信じています。
親がサポートすることは?
親としては、ここから1年間できること、やることは、まず学校選びのための情報集めをしたいと思います。まだ3〜4校候補となっているので、それぞれの学校に足を運ぶことや、適性検査の独自問題などの研究が必要そうです。
息子は、理科の実験が大好きですし、SDGsについても新聞記事などで興味を持っていたり、国際的なことにも興味があったりします。「この学校に行ったら、こんな風な中学校生活ができるんだね」と夢を語りつつ、親子で一緒に学校選びをしていきたいと思っています。
そのために、学校説明会などの情報はこまめに収集すること、塾の説明会などでの情報収集などもきちんと抜け目なくしなくてはなりません。
また、6年後半になれば、学校別特訓などが各塾で開催されていくようです。そこで、どこの塾に申し込めばいいのか、効果的に塾を利用しつつ、今の充実した生活(習い事)も続けていけるように細かい調整をしていきたいと思っています。
また、娘の私立受験のときとは違って、4教科のスケジュール管理や宿題、テキスト管理などは不要になりそうです。
まもなく思春期(反抗期)を本格的に迎える息子の精神面サポートと、体がぐんぐん大きくなっている彼の空腹を満たす食事面などでしっかりとサポートをしていくことも親の私ができることなので、息子に寄り添い、この1年を楽しんで過ごしたいと思います。
ぺぺこさんのプロフィール
中3女子、小5男子・小1男子、3人のお子さまを持つ教育熱心なママ。一番上のお子さまは中学受験を経て中高一貫校に進学、新6年生になる男の子は5年生の1年間、enaに通塾。現在は少人数制の塾にて、公立中高一貫校を目指しています。
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