「心をひとつに」八王子学園の合唱コンクール【エデュスタッフ訪問記】

最難関国公立大学への進学実績も好調で、東京都23区外で存在感を増している八王子学園八王子中学校・高等学校(以下、八王子学園)。学習のサポート、進路指導の手厚さに加えて、「子どもたちの体験を大切にする」姿勢も際立っています。今回は1月20日に行われた中学校の合唱コンクールの模様をお伝えします。

クラス単位で競い合う唯一の行事

八王子学園の中学校合唱コンクールは中1~3年生全員が参加し、クラスごとに課題曲と自由曲の2曲を披露します。クラスごとに競い合う唯一の行事であり、団結力が試される機会です。それでは、課題曲と自由曲でともに優秀賞に輝いたクラスの生徒にご感想をうかがいましょう。

回答する生徒…林絵莉香さん(3年3組)

インターエデュ(以下、エデュ):歌った曲目を教えてください。

林さん:課題曲はアンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓十五の君へ~」。自分の世代にぴったりの歌詞が好きです。結構長いので頑張って最後まで全力で歌いきりました。自由曲の「cosmos」はサビのメロディーラインがきれいな曲でした。

合唱を成功に導く指揮者。ベストコンダクター賞も用意されていました

合唱に欠かせないピアノ伴奏者。ピアニスト対象の表彰もあるとのこと

エデュ:合唱コンクールに関して思い出に残っていることを教えてください。

林さん:クラスがだんだん団結していって、本番で最高の合唱ができました。クラスのメンバーに感謝したいです。

「人格を尊重しよう 平和を心につちかおう」をモットーとする八王子学園。合唱コンクールも人間教育の一環です

エデュ:クラスの団結力を高めるために工夫したことはありますか。

林さん:アンケートを取って、みんなの意識を探ったり、やる気を引き出そうと声をこまめにかけたりしました。みんなで一つのことに取り組むのは難しいけれど、良い結果が得られたときは本当にうれしいですね。

集団生活すべてに共通する資質が身に付く体験

林さんのお話から、本番に向けてクラスが一つになっていったことが伝わってきます。今度は先生の目線から、合唱コンクールを通して、生徒たちがどう変わっていくかうかがいます。

回答する先生…柳美紗先生(数学科・合唱コンクール担当)

エデュ:合唱コンクールを通して、生徒はどのような成長を遂げますか。

柳先生:上の学年ほど、自分から練習する意欲が高いので、主体性や計画性が育っていくイベントになっていると感じています。

エデュ:合唱コンクールを通して、どんな体験をしてほしいとお考えですか。

柳先生:合唱は一人が突出していても上手くは聞こえません。だから、周りの声を聞き、自分の声も聴く体験をしてほしいと思っています。集団生活も同じように、仲間の気持ちを汲みながら自分を主張することが大切なので、そこにつながる経験になればうれしいですね。

「体験機会を守る」八王子学園の行事運営方針

最後に受験生へのメッセージをお届けします。

林さん:校舎がキレイで学食も美味しいです。だけど、学校の一番の長所は「先生」。本当に良い先生がたくさんいます。一緒に楽しい八学ライフを過ごしましょう。

柳先生:一人ひとりの個性が光る八王子学園ですが、同じ目標に向かうときの団結力も強い学校です。皆さんとも大きな成長につながる中学校生活を築き上げていきたいです!

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