「マスク着用でコミュニケーションはどう変わる?」謎を追う生徒たち
2月に行われた「探究ゼミ発表会」。毎年、授業「探究ゼミ」での研究成果を発表する特別な一日となっています。今回は、生徒たちによるプレゼンテーションの動画をお互いに視聴する形式で実施されました。どの発表からも生徒たちが自分自身の気になることを追いかけてきたことが伝わってきます。
「マスク着用とコミュニケーション」のグループは、コロナ禍で対面のコミュニケーションがどう変わったか調べた結果を発表しました。マスクをした状態で感情を伝えあう検証実験では、身振り手振りが多くなることを確認。日常生活の小さな変化を改めて捉え直す機会となったようです。
異学年との交流で広がる視野「探究ゼミ」はココが違う!
こうした研究は「探究ゼミ」の授業の中で、中1~3生が一緒になって進めてきました。「水やジェンダーなどの社会問題」、「映画」「ラーメン」など多様なテーマのゼミに生徒が所属し、自分の好奇心を追いかけるというもので、自由度が高く、その分、発想力が問われる教育活動になっています。
同グループの沖田葵さん(3年・吹奏楽部)は「自分で考え、調べ、人に伝える力が身につきました。考え方の違う生徒して視野も広がります」とご自身の変化を実感。茂木彩季さん(3年・テニス部)は「違う学年の生徒と話し合いながら研究を深めていくのは面白いです」と異学年交流から刺激を受けたことを振り返っていました。
「社会で起こることを知ろうとする大人へ」先生の思い
「探究ゼミ」の学びは生徒にどんな影響を与えるのでしょうか。ご担当の森岡祥太先生にうかがいました。
インターエデュ(以下、エデュ):「探究ゼミ」を通して、生徒はどのような成長を遂げますか。
森岡先生:1年生は「調べる」、2年生は「話す」、3年生は論理的に発表内容を「書く」ことを目標に設定しています。最終的には教員のサポートがなくても研究を進められるようになっていきますね。
エデュ:「探究ゼミ」を行う目的を教えてください。
森岡先生:社会で起こるさまざまなことについて、知ろうとする姿勢を持ってほしいと願っています。そのために、社会について興味を持ち、調べ、知るという過程を中学生のうちに経験してもらうことは大きな意義があります。
楽しみながら「将来社会を生き抜く資質」が身につく学校
近年の教育のトレンドは「思考力・主体性・表現力」。将来社会を生き抜く力を育てることが最重要課題となっています。そうした資質を、八王子学園では楽しみながら身につけることができるのだと驚かされました。最後に登場した生徒・先生3名からの受験生へのメッセージを送ります。
沖田さん:八王子学園は、授業が面白いし、行事も先生方が全力で企画してくれます!とても楽しい学校ですよ!
茂木さん:みんな仲が良く、先生も優しく詳しく指導してくれる学校です。受験は大変ですが、その先には楽しい生活が待っています。
森岡先生:中学生になったら挑戦したいことはありますか?全力でサポートできるよう準備しながらお待ちしています!