サピックスの入試報告会に参加するメリット【K-mama vol.7】

4月、とうとう正真正銘の6年生になりました。先日は最高学年としての初仕事、新学年の準備に学校へ行っていました。身体も大きく成長し、半袖がすべてサイズアウトしていたので、買い物嫌いなうえに春期講習で忙しい娘の代わりに慌てて見繕って買ってきました。

あまり好みはうるさくないですが、着心地がよく動きやすいものしか着ないという娘なので、昨今のジェンダーフリーな風潮は本当にありがたいです。
こんなところからもあまり服装に厳しくない学校の方がいいのかな…?とか逆に無頓着だからなんでもいいの…?とかぼんやりと考えてみています。

入試報告会ってどんなことをするの? ~低学年こそ参考になる!?~

入試報告会ってどんなことをするの? ~低学年こそ参考になる!?~

さて今回は入試報告会がテーマです。
入試報告会とは、塾が今年の入試問題や受験人数などのデータから、中学受験のトレンドを分析して解説してくれるイベントです。入塾していなくても無料で申し込めます。

もちろん塾の合格実績や予想問題の的中をアピールする場面もありますが、映像配信になってからは実際の合格発表などの映像もなく簡素化されていて、今回見てみたサピックスの場合、一番アピールしたいところは分析の確かさだったかなと思いました。

コロナ禍前は各地の大きな会場でやっていてもう少しリラックスした感じがあったと思います。でも映像配信だと忙しいときは倍速で見られますし、重要なところは巻き戻したり止めてメモできたりするので便利です。移動の必要がないので複数の塾の報告会にも気軽に参加できるのではないでしょうか。

入試報告会のおすすめポイント

今回はサピックスだけですが、報告会を視聴してみて改めて入塾前の時期、お時間のある低学年の頃こそおすすめだなと思いました。

おすすめポイントは下記の4点です。

・最新の中学受験の資料を無料でもらえる
・難関校、人気校など具体的な学校を知れる
・経験者も情報を更新する良い機会
・入試動向を踏まえた普段からの子どもへの接し方も

最新の情報を手に入れよう!

応募者数の増減や受験者数の動向が報告されるので、どういう学校に人気があって注目されているのか、まずはそこから知りたいという方にも具体的な学校名がどんどん出てくるので分かりやすいと思います。

また経験者の親世代には、当時と学校名の変化や人気の学校の移り変わりなど、昔と今では状況が大きく変化していること、また自分たちの頃よりもさらに問題が難しくなっていることなど、最新の情報にブラッシュアップできるという利点があります。
資料についてくる問題をたまに解かされるのですが、難しさに驚きます。子どもたちがとても大変な受験戦争を闘っていることが分かり、応援や尊敬の気持ちを持てるように思います。

子育ての参考にも?

入試問題の分析(どんな問題が増えているかなど)は塾の授業に反映されているはずですので、入塾後の親はそんなに深く理解する必要は無いのかなと思いました。
ただ最近の中学入試では、社会的な問題を扱ったり自分の考えを書く記述問題が増える傾向にあり、幅広い興味を持ったり自分で考える力をつけたりすることの重要度が増しているようです。

そういった知的好奇心を伸ばし、考える力をつけるためには低学年からの親の接し方が大切とのこと。
解説には低学年の親御さんへのメッセージも多分に含まれていたように感じました。入塾してから悩むよりは、少しでも中学受験に興味があるなら知っておきたかったこともあるかも…。

高学年の親としては今までそうやって取り組めてきたか自問しつつ、必要なことは取り入れていくというような活かし方でいいのかなと思います。

2022年の入試状況についての感想

報告会の内容としては下記のとおりです。

・受験者数は増加傾向(コロナによる減少を予測していたが逆だった)
・募集定員は横ばいもしくは減少傾向
・新型コロナの影響(面接中止、出願・発表のウェブ化、追試の実施)報告

受験動向としては昨年とあまり変わらず残念ながらこの少子化の中でも競争は激化し続けており、コロナ禍でも手厚くオンライン授業などの対応を迅速に行い、学びを止めなかった学校への関心は引き続き高いようです。

来年も厳しい戦いになると思うので心して挑めというところでしょうか。
また、各教科の分析で先生方が口をそろえておっしゃるのは「初見の問題文をよく読み、自分の持っている知識で何が使えるのか見つける力を養成することが大切」とのこと。
「入試問題は第一回目の授業」という言葉を聞いたことがあります。問題文をよく読む=授業をよく聞く子が求められているのだなと感じました。

入試報告会を踏まえて

思考系の問題を解くにも知識の蓄積が大前提なので、まずは日々の勉強を大切にすることに間違いはないとのことでした。
基本的なことですが塾の授業をよく聞いて、家では幅広い知識を身に着けるためにもニュースを見て、それについての会話を増やしていきたいなと思いました。
また、うちの娘は臨機応変に対応することを苦手としているので、その辺りはこれから塾でどのように鍛えられていくのか、見守っていきたいと思います。

K-mamaさん

K-mamaさんのプロフィール

小学校6年生になる女の子(2023年中学受験予定)のママ。お子さまは3年生の10月からサピックスに通塾しています。夫婦ともに中学受験を経験しており、ご自身の経験から娘さんにも中学受験をさせることにしました。
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