受検生の自覚を揺るがすものは…?【ぺぺこ vol.8】(2ページ目)

公立受検は時間のコントロールが難しい

公立受検は時間のコントロールが難しい

4年前の娘の私立受験時は、4教科で満遍なく、次々とやるべきことに追われていて、少しでもサボったり、ペースダウンしたりすると、結果的に授業についていけなくなり、テストの結果に如実に表れていました。

4年生から塾生活が始まり、塾の宿題が常に降ってくるような状況だったので、3年間トライアンドエラーを重ねて、親子で一緒に習慣づくりをしていました。最終的に受験学年では、勉強をしている時間が通常で、休憩時間やほかの時間をどう確保するか?というのが課題だったような気がします。

しかし、今回は、私立受験と比べて、宿題の量や、やるべき課題量が圧倒的に少ない公立受検。その分、時間のコントロールが難しいと痛感しています。

4月から始まった通常の小学校生活や習い事などの生活の中に、勉強時間を計画的に確保するということができていないようで、日々、不安定なスケジュールに乗っているような気がします。

しかも、学習量も多くないから、と本人に勉強スケジュールの管理をさせていました。進捗状況の確認は、怠らないでいましたが、本人の「自分でできる」「順調に毎日こなせている」という言葉を信じていました。

ところが、祖父母の家にいるときに(残り4日間というところ)、ゴールデンウィーク中の課題の3分の1も終わっていないことが判明。

小学生の学習習慣は、まだまだ保護者の管理のもとでないと難しいことを親子共に実感しました。

ゴールデンウィーク最終日には、改めて、1週間のスケジュールを立て直し、夏休み始まる前までは実行してみよう、という話をしました。

もっかの悩みはきょうだい関係

また、4歳年下の弟がいるのですが、男同士ということもあり、遊びも興味も似たところにあります(正式には、弟が兄の影響を受けているのですが)。
共通の話題があるのもいいし、その分会話は多い方だと思うし、一緒に遊ぶのも、とても楽しそうです。
しかし、その弟が常に家にいる状態で、「受検生」としての自覚を持ち続けるのは、大変そうです。弟がテレビを見ていたら、一緒に見たくなってしまうし、外でサッカーボールを蹴っていたら、外に行きたくなってしまいます。

逆に、誰かと一緒にゲームをしたくなった弟に「兄は勉強があるから無理だよ」と我慢させることもあります。

長女のときには、下二人が幼い異性だったため、このような悩みはなかったのですが、今回は、兄、弟共に我慢をしなくてはいけないのが、かわいそうに思うこともあります。
年齢の近い兄弟がいるご家庭では、もっと大変だと思いますので、なんとかこの難局を乗り越えたいと思います。

この我慢も、あとたった9か月。
つくづく「3年間フルパワーで走り続ける私立中受験に踏み込まなくてよかった…」と思ってしまいます。
もちろん、私立受験で得られる知識と勉強量は、宝物ですし、誘惑に負けないで勉強する力を身につけることはとても大切だと思います。ただ、我が家には、今はこの選択で良かったな、という空気が流れています(結果が出る2月にはどんな感想を持っているのか未知数ですが)。

連休が終わって、次にまとまった休みが来るのは、天王山と言われる6年生の夏休み。夏期講習やその後の学校別特訓などに向けて追い込みが掛かるときです。
そのときには、トップギアをきってフルパワーで勉強に向かうことができるように、そして、ガソリン切れを起こさないように勉強体力をつけていく1学期にしたいと思っています。

都立中の授業見学会や説明会なども徐々に開始されてきたようです。
予約も取れてきたので、次のブログのときには、その辺りの話をしたいと思います。

ぺぺこさん

ぺぺこさんのプロフィール

高1女子、小6男子・小2男子、3人のお子さまを持つ教育熱心なママ。一番上のお子さまは中学受験を経て中高一貫校に進学、6年生になる男の子(2023年中学受検予定)は5年生の1年間、enaに通塾。現在は少人数制の塾にて、公立中高一貫校を目指しています。
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