関東大会覇者に挑む!
第74回山梨県高等学校総合体育大会(以下、県総体)が5月に開催され、さまざまなスポーツの試合が行われました。現在、女子サッカー部は部員3名、マネージャー1名。人数が足りないため、県立富士北稜高等学校(以下、富士北稜)との合同チームで試合に臨みます。初戦の相手は日本航空高等学校(以下、日本航空)。昨年度の関東高等学校女子サッカー選手権大会で優勝したチームです。
日大明誠の部員は、2名がフィールドプレイヤー、1名がゴールキーパー(以下GK)として参戦。全国大会を経験した日本航空の激しい攻撃に、日大明誠・富士北稜はチーム一丸となって果敢に立ち向かいます。
点差が開いていっても、選手たちは「まだまだ頑張ろう!」「声出していこう!」「ナイスファイト!」と、チームを鼓舞して戦い続けました。
プレー中にGK・小森さんのスパイクの紐がほどけてしまい、グローブをはめていて靴紐を結べないでいると、富士北稜の選手がすぐに駆け寄って靴紐を結んであげていました。県総体に向け、合同練習を重ねたという両校。試合後、小森さんは「富士北稜の皆さんと最後まで楽しくプレーできて良かったです」と語っていました。
「選手を称えたい」顧問・櫻井愛奈先生インタビュー
―――初戦の感想をお願いします。
櫻井先生:相手は関東大会優勝校なので、試合中に選手が戦意喪失してしまうのではないかと危惧しましたが、全員最後まで諦めず、相手のシュートを防ごうと必死にプレーしていました。初戦の内容としては大満足です。
―――普段の活動について教えてください。
櫻井先生:人工芝のグラウンドの一区画や、野球部の室内練習場などで練習しています。当面の目標は、サッカーを楽しみながら部員を増やして単独で試合に臨めるようにすること。そのためにも、今年は積極的に外部と交流して、日大明誠女子サッカー部の存在を知ってもらおうと思っています。