サピックス6年生、夏期講習の学習内容は?【K-mama vol.11】

毎日暑いですね。6年生になってから体力づくりのために徒歩通塾を続けてきましたが、我が家から塾まで徒歩30分弱なうえ、6年生の夏期講習の始まる時間が13:30と最高潮の暑さなので、過保護気味な私としましては首に保冷剤&扇風機でも不安がつのり、自転車で行ってもらうことにしました。そこで利用している駅前の駐輪場は、駐輪後6時間を過ぎるとさらに料金が追加され、倍額に…。駐輪場の料金で子どもが塾で過ごす時間の長さを思い知りました。今回はそんな夏期講習でサピックス生がどんな勉強をしているのかを書きたいと思います。

夏期講習はテストの山

夏期講習はテストの山

先ほども書いたように授業は1コマ100分を3コマという、お弁当を持って行っていたGS特訓を別にすると今までにない長時間の授業です。とはいえほかのお弁当持参の塾と比べるとやはりサピックスの拘束時間は短めと言えるでしょう。
毎日授業前には「夏期算数デイリーチェック」と、もう1教科(国理社のローテーション)の「夏期デイリートレーニング」というそれぞれ30分弱の小テストがあります。

内容は、

算数:主に前日の授業の内容の復習
国語:長文読解の選択肢問題と抜き出し問題と知識問題
理科:総合的な問題
社会:地理→歴史の総復習

それ以外にも授業中のテストが、

国語:漢字テスト(毎回)
理科:コアプラステスト、デイリーチェック(前回授業の復習テスト)、知識問題と計算問題の小テスト
社会:コアプラステスト、夏期地理ステップ(前回授業とデータバンクの復習テスト)など

…と、挙げるだけで疲れてきますね。

毎日帰宅後これらを直したり整理したりするだけで一苦労ですが、テストの役割として大きいのはコース昇降です。
授業内のテストの点数とそのほかの問題演習の点数をすべて合計して2日に一度総授業点がつき、下のコースの上位2人と上のコースの下位2人が入れ替わります
うちの校舎では授業前の小テストはコース昇降には関わらないものの、点数を貼り出すそうで、メンタル弱めなわが子は授業前テストで失敗するとそのあとのテストがガタガタになります。受験でも一科目目ダメでも次の科目から立て直すなどのメンタルとテクニックが必要になってくるそうですので、良い訓練になっていると良いなと思います。
授業前テストもコース昇降に関わる校舎もあるそうで、ここは校舎ごとに事情が違っていそうです。

そのほかの教材~サピックス名物データバンク~

そのほかの教材~サピックス名物データバンク~

社会科では地理に関わる覚えるべきデータが記載された「データバンク」というB4の1枚か2枚の資料が配られテストされています。
最新のデータということなので、4年生~5年生で覚えていた数値とは若干変わっているそうで、子どもも戸惑っていました。残念ながら覚え直しです。
とはいえそんなに社会に時間がとれないので、食事のときにクイズ形式で出したり、クリアポケットに入れたりして、いつでも手に取れるところに置いています。

過去問演習の小手調べ~夏期講習の合間に有名中~

サピ生は全員買うことになっている「有名中学入試問題集」(有名中)。
こちらは2022年の入試問題集です。
その名のとおり本当に有名な学校の問題しかないので、子どもたちも「知っている!」となり、モチベーションになるのかな?とは思います。
これも校舎によって違うそうですが、うちの校舎は国語の課題(学校名と提出日)が塾から指示され、理社は問題傾向のリストとやり方のプリントが配られています。算数の宿題はありませんでした。

「やり方」というのはざっくりこんな感じです。

・志望校の問題はやらない(9月以降にやるから)
・自分で採点、直しをする
・点数は気にしない(今できなくても2月にできるようになればいい)
・目的は問題傾向(トレンド)を知り時間配分を体感すること

いよいよ過去問ということで点数が気になるところですが、志望校の問題でもない上に、最初から点が取れる人はほとんどいないとのことなので、あまり気にせず、忙しい娘のために夏期講習の合間を縫ったスケジュールだけ作ってあとは子どもにまかせています。

過去問演習の小手調べ~夏期講習の合間に有名中~

解答用紙は実際の用紙の大きさに拡大コピーして利用します。
これも学校によって千差万別ですが、A3の学校が多いように感じました。
コピーする際、家庭用コピーだと分厚すぎて影が出るので、解答用紙と問題用紙の冊子を男子校、女子校、共学校の3分割にカットしてみました。

お友達ママの話ではコンビニのコピー機を使うので解答用紙のみカットして、問題用紙は冊子のまま使っているようです。
うちも志望校の過去問と違って繰り返しはやらないので問題用紙はコピーせずそのまま使っています。

国語は提出期限等があるので計画を立ててやっているのですが、日々の授業の復習と小テスト対策で、とてもじゃないですがなかなか手が出ません。

が、とうとう今日社会の先生から「そろそろ手をつけよう」と声掛けがあったそうです。

地理のデータバンクが終わって歴史分野に入り余裕が出てくるのでしょうか…。

ちなみに各校の過去問は四谷大塚のサイトにもあるので、そこからプリントアウトするのもいいのですが、用紙の大きさや配点が書いていないのでかえって不便かもしれません。また国語は著作権の関係で問題が割愛されているものも多いようです。
結局国語だけ指定された学校の分をすべてコピーして準備しました。

家庭学習の進め方~体調管理が第一~

先ほども書きましたが膨大なテストは受けっぱなしでは意味がないため、まずはこれらの間違えたところの直しを、できれば帰宅後に行い、授業の復習は翌日午前中にやるというのが基本的な日課です。
ただ理社が1日おきなので、朝その日の授業がある科目をやっているので泥縄感が否めないのが地味にストレスです。

だいたい4日に1回お休みがあるのですが、これらのやり残しと有名中の国語の課題、学校の宿題などで消えていき、なかなかほかのことに手を出すどころか復習もままならない状況です。

また、すでに暑い中の長時間の通塾に疲れもたまってきているのか、しっかり寝たつもりが起きてきた顔を見たら目の下がクマで真っ黒、仕方なく朝食を終えたら仮眠させる、なんていうこともありました。以前も書きましたがロングスリーパーの娘はできたら9時間は寝たい模様…。

新型コロナウィルスが猛威をふるっている世の中ですし、免疫力アップのためにも睡眠不足は厳禁だとは思いつつ、勉強がはかどらないのにはジリジリしてしまいます。
幸い理社で稼ぐタイプの娘は小テストに強く、かろうじてコース落ちは避けられているようです。詰め込みすぎて体調を崩した昨年の二の舞だけは避けないといけませんし、まずは健康第一で低空飛行でも課題に食らいついていくしかないのかなと少々あきらめモード、「ある意味これも自走…。」とマイペースな娘を見守る毎日です。

K-mamaさん

K-mamaさんのプロフィール

小学校6年生になる女の子(2023年中学受験予定)のママ。お子さまは3年生の10月からサピックスに通塾しています。夫婦ともに中学受験を経験しており、ご自身の経験から娘さんにも中学受験をさせることにしました。
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