夏休みを徹底活用「5日間にわたる国内語学研修」【エデュスタッフ訪問記】

日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校(以下、日大藤沢)では、夏期休暇に中学3年~高校2年を対象とした希望制の国内語学研修が実施されています。
英語を母国語としない国を含むさまざまな国から留学してきた大学生のサポートを得ながら、全5日間にわたるグループワークが行われるこの研修を通して、異文化理解を深めていく生徒たちの姿をご紹介します。

世界とつながる喜びに気づける英語学習の発展形

英語科・高2クラス担任の池田直哉先生から、学びのねらいや注目点についてお話しいただきました。

英語科・高2クラス担任の池田直哉先生
英語科・高2クラス担任の池田直哉先生

池田先生:コロナ禍以前に実施していたオーストラリアへの海外語学研修の代わりとして、校外の団体から協力いただき実施している語学研修です。アジアやアフリカなど英語圏以外の留学生が持つ幅広い視点を学ばせてもらいます。国費で日本に留学してきた優秀な留学生ですから、確固とした進路やキャリアを持っています。彼ら・彼女らが来日して何を学ぶのか、帰国後に何をしたいのかを知ることで、本校の生徒たちも強烈な刺激を受けて目標を深く考える初めての体験でもあります。

セミナールームを使用したグループの研修風景
セミナールームを使用したグループの研修風景
食堂を使用したグループの研修風景
食堂を使用したグループの研修風景

池田先生:学年や英語レベルに応じて、2つの会場・小グループに分かれてプログラムを進めていきます。各プログラムの内容がとても濃密で難しいながらも、全力で取り組んでやり遂げる達成感を味わってほしいと考えています。従来から実施されている冬期の国内語学研修に参加し、さらに高い目標を持って再度参加する生徒もいますよ。
この研修は生徒自身のキャリアに強く影響し、今後の生き方に大きな期待を持つことができます。研修によるチャレンジこそが、次へのワンステップとなることを願ってやみません。

あらゆるバックグラウンドを持つ留学生の話に聞き入る日藤生
あらゆるバックグラウンドを持つ留学生の話に聞き入る日藤生
身振り手振りを交えながらのコミュニケーションを取る一コマ
身振り手振りを交えながらのコミュニケーションを取る一コマ

目標を持って日本で学ぶ留学生から話を聞くことで、生徒自身が将来について考え、世界的な視野から社会との関わり方や学ぶことの意義、多様化した社会を知るきっかけにつながっていきます。

毎朝9:30からスタートする研修は、お昼休みを含めて14:50まで実施します
毎朝9:30からスタートする研修は、お昼休みを含めて14:50まで実施します
英語漬けで過ごす5日間で、生徒たちはまるで国内留学のようなチャレンジに取り組みます
英語漬けで過ごす5日間で、生徒たちはまるで国内留学のようなチャレンジに取り組みます

セミナールームを会場にしたグループの中には、オンラインでの参加者もおり、日大藤沢に浸透しているICT・Chromebookの活用状況をうかがい知れる場面がたくさんありました。

オンラインでの研修参加に臨む風景も見られました
Chromebookを活用する風景も見られました
約70名の日藤生がグループに分かれて実施する5日間の国内語学研修がスタート!
約70名の日藤生がグループに分かれて実施する5日間の国内語学研修がスタート!