長い長〜い夏休みが終わりました…。
去年や一昨年の方が、コロナの影響であまり出歩くこともできず、夏期講習もなく長かったと思うのですが、今年は体感として、非常に長く感じました。
都立中受検予定の息子は、夏期講習に23日間。お弁当は持たずに、1日2時間半程度の授業を受けていました。私立受験に比べたら、拘束時間も圧倒的に短いし、課題(宿題)も少ない。本当にこれで大丈夫かしら?という不安は、親だけにあるらしく、息子は、サッカーにピアノに遊びに、楽しんだ夏休みでありました。
そして、夏期講習最終日は、集大成である塾内の実力テストを受験。
さてさて、どうなるかしら?と思っていましたが、先日、結果が戻ってきました。
一言とでいうと、「う〜〜ん。残念…」でした。
入塾したときから偏差値が下降の一途を辿ってきています。都立受検は、小6夏から、今まで通塾経験のない地頭の良い人たちが参戦してきている様子がヒシヒシと感じられます。秋以降も、直前期までそのようなタイプの人が増えていくことでしょう。
ただ、課題も見えたので、その辺りを2学期で強化していきたいと思います。
都立受検と私立受験の違い
コツコツ積み上げ型の私立中受験とは違う流れに少々戸惑っております。
この夏は、都立受検vs私立受験という違いが非常に大きくわかったのですが、それだけではなく、男子vs女子の違いもじわじわと感じてきております。
基本的に楽観的な息子に救われることもありますが、母からすると宇宙人、何を考えているのか、わからない行動も多々あります。
「男子は入試前日、ギリギリまで伸びる」
「男子はやる気になったら、猪突猛進!」
「男子は人に押されるスイッチでは反応しないが、自分でスイッチを入れたら、最強!」
と聞いたことがありますが、都市伝説ではないか?という思いと、男子母からすると藁をもすがる思いで信じたい気持ちが交錯します。
娘の同級生男子ママとお話をすると、具体的な話を聞くことができました。せっかくなので、今回はそんな事例を紹介して、自分を励ましつつ、男子ママさんたちの励みになってもらえたらな、と思います。
事例1
長女が中学受験のときに同じ塾だった幼馴染みの彼。長女と彼は、成績はほぼ互角。二人とも苦手な文系科目に苦しんでいました。第一子同士、性別も違うこともあり、母親同士でお互いに情報交換、相談できたのは、とても良かったです。彼は、長女の第一希望より偏差値が10くらい上の、最難関校の一つを第一志望としていました。
そして、どうしてもその学校に行きたかった彼は、「自ら」最後の1か月は小学校を休み、自宅学習へシフトしました。そして、見事持ち偏差値+10αの中学に合格しました。
「入試前日、ギリギリまで伸びる」を体現しています。
事例2
長女と産院が同じで、赤ちゃんの頃からお友達の彼。私立中学校受験が盛んな地域で、公立中へ進みました。小さい頃から勉強は大嫌いで、遊び三昧でゲーセンに行ったり、部活に夢中になったりの小学校高学年〜中2まで。ママさんは、「もう、行ける高校がない!塾もどこにすればいいのかわからない!」と頭を抱えていました。
そんな彼の勉強熱に火をつけたのは、中3で同じクラスになった成績優秀なお友達。その子がMARCH付属高を狙っていて、「その友達と同じ学校に行きたい!」と宣言し、あんなに大好きだったオンラインゲームをやることもなく、勉強に向かい始めたそう。そして、当初から偏差値25も上げて、この春、見事希望の高校に合格しました。
「やる気になったら、猪突猛進!」で突き進む体力があります。
事例3
近所の子の話。両親の意向で、中学受験のために小3からサピックスに入ったものの、大規模塾で常に最下位クラス。本人はあまり気にならないらしく、宿題を終えることもなく、やる気が出ない。途中からは、両親共に、「辞めてもいいんだよ」「むしろ辞めてちょうだい」を言い続けるものの、「友達と通っていて楽しいから辞めたくない」と。
最後まであまり成績が上がることなく、中学受験終了。本人が行きたいと思っていた学校ではない、合格した適正校に進学しました。
どうなることかと心配しましたが、入学後、彼にとって非常に居心地の良い、最適な環境だったようです。仲良くなった友達と日々の宿題を自習室で勉強し、定期テスト前には、徹夜をするほどまでに勉強をして、学年順位では、上から1割の位置をキープしているそうです。
「自分で入れたスイッチは最強!」で、入学後にぐんぐんと力をつけています。
とまぁ、成功体験ばかりを耳にするので、男子のマイペース加減には、イライラしながらも、淡い期待を持ってしまいます。ぜひとも、上記の彼らに続いて、自分の人生を自分で切り開いてほしいな、と思います。
ぺぺこさんのプロフィール
高1女子、小6男子・小2男子、3人のお子さまを持つ教育熱心なママ。一番上のお子さまは中学受験を経て中高一貫校に進学、6年生になる男の子(2023年中学受検予定)は5年生の1年間、enaに通塾。現在は少人数制の塾にて、公立中高一貫校を目指しています。
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