2022年度より新しい教育体制「中高一貫2-1-3システム」がスタートし、神奈川エリアの受験生から大きな注目を集めている日本大学高等学校・中学校(以下、日大中高)。中学の3年間を2年間(1・2年次)と1年間(3年次)に区切るという新体制下では、1・2年次はAF(アカデミックフロンティア)コースとGL(グローバルリーダーズ)コースに分かれて、特色あるカリキュラムの中で学びます。新しく生まれ変わったGLコースの英語授業に焦点を当てて、日大中高ならではの学習風景、現代の中学1年生が受ける指導現場の様子についてご紹介します。
新生・GLコース1期生が取り組む英語授業
中高一貫2-1-3システムの導入前から培ってきたグローバル教育とICT教育、それぞれのメリットを融合させた「オンライン英会話」は、中学GLコースに所属する全員の必修科目となっています。大手メディア各社からは「PCやタブレットを用いた授業の実施は困難で課題も多い」という記事・社説が出されることがありますが、日大中高が誇るGLコースの場合はどうなのでしょうか。
授業の内容は、レッスン毎に生徒が好きな教材を選びます。その日の教材が終了すればどのような会話でも可能だそうです。また、校内に限らず、夏休み・冬休みといった長期休暇や土日も家庭環境でオンライン英会話を体験することができます。
言葉にするまでもなく、中学生にとってタブレットの活用やPCのキーボード操作は造作もないことであり、オンライン英会話そのものに集中できる環境が整っています。さらに、常に相手が変わるチューター制のおかげで、さまざまな個性の人たちとコミュニケーションを取る奥深さや難しさを学べることでしょう。