都立中受検に向けて家族一丸体制!「40分休憩対策」も万全に【ぺぺこvol.16】(2ページ目)

適性検査まであと4日…まさかの緊急事態発生!

本番まで10日くらいになった頃から、そろそろ小学校をお休みする子も出てきていたようです。幸い息子の周りは感染症も流行っていなかったので、息子は希望通り試験日以外は学校皆勤賞。そして、さすがに1月は習い事をすべて休会にしたので、学校から帰るとおやつを食べてから毎日3時間程度自習室に通いました。ラストスパートのこの時期は、塾のおすすめ通り、新しい問題に手をつけるのではなく、過去問9年分を3周。また、テキストの復習を徹底的にこなしました。特に塾の先生が見てくださることはないということですが、答案採点などをお願いすると翌日には返してくださっていました。

毎日19時過ぎには自宅に戻り、夕食、お風呂、21時にはベッドに入り、5時台には起床する生活。体調も崩すことなく、自分のペースで生活もできて情緒も安定していました。

当日の試験時間に合わせてリハーサルをしたのは、最後の日曜日の午前中。なぜリハーサルをしたかというと、都立中の適性検査は検査ごとに休憩時間が40分もあるからです。3教科受検が課される受検生たちは、2回の40分休憩をやり過ごす必要があるのです。
リハーサルをやってみて、40分は長すぎるわぁ! と実感。集中力を持続させることに注視するのではく、いかにリラックスしてコンディションを整えるかが、大切かということに気がつけたようです。ちなみに本番の休憩時間では、過去問の間違え問題を集めた復習ノートを作成しそれをお守りがわりに持参し見直すこと、好きなアーティストの曲を頭の中で脳内再生していたようです。

そして、適性検査まであと4日という日に、左手の親指に膿が溜まってしまう緊急事態が発生!! 夜中に疼いて何度も「痛い、痛い」と目が覚めるほどでした。あまりにもズキズキ痛むというので、学校へ行くのを遅らせて翌日皮膚科へ。本番の日じゃなくて良かった、と胸をなでおろしました。

「初見問題への取り組み練習」として私立も併願受験。そしていよいよ本番当日…

いよいよ、中学受験が東京・神奈川で一斉に始まった2月1日。当初、私立併願校は受けないつもりでしたが、1月に入ってから新しい問題を解くことがすっかり少なくなってしまっていたので、「初見問題への取り組み練習」として出願しました。本人は、「初見の問題、楽しみだなー」と校舎内に入って行き、結果的には、「受験はこんなもんか、模試とそんなに変わらないな」という印象を持てたことが良かったと思います。その後もいつも通りに自習室に通い、2月2日もいつも通りに学校、自習室へと行きました。夜は暖かい鍋をたっぷり食べて20時半には就寝。

さて2月3日本番。5時10分起床。
毎日の漢字と計算で頭の体操をして、太宰府天満宮でいただいた八穀米で炊いたご飯と味噌汁を食し、トイレにもゆっくり入ってから自宅を出発しました。大きな声では言えませんが送迎は車。大好きなアーティストのライブ音源を聞きながら大声で歌い、気合を入れていました。コインパーキングから学校まで15分、軽くウォーキングして、「楽しんで行ってらっしゃい」と押した大きくなった背中には、「こんなに明るい受検生、結果がどうであっても大丈夫!!」と成長を感じずにはいられませんでした。
そして、見送った私は最寄りの神社(約2km)を検索しお散歩。暖かい日差しの中、息子が無事に受検会場に入れたことに感謝し、力を出し切れるようあわよくば合格させてください、と祈願しその後カフェへ。1時間ほどお茶した後、事前に予約しておいた整体院に行きました。凝り固まった身体をほぐしてもらい、笑顔で息子を迎える準備が万端になりました。

ぺぺこさん

ぺぺこさんのプロフィール

高1女子、小6男子・小2男子、3人のお子さまを持つ教育熱心なママ。一番上のお子さまは中学受験を経て中高一貫校に進学、6年生になる男の子(2023年中学受検予定)は5年生の1年間、enaに通塾。現在は少人数制の塾にて、公立中高一貫校を目指しています。
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