学校外のホールで歌う特別な一日
八王子学園の中学校合唱コンクールは3月10日、八王子市芸術文化会館(いちょうホール)にて開催されました。大きなホールで歌う特別な一日。中学生の皆さんは、ワクワクした表情の中に真剣さを滲ませていました。
クラス対抗形式で曲目は課題曲と自由曲合わせて2曲。課題曲は1~3年生の順に「大切なもの」「旅立ちの時~Asian Dream Song~」「Cosmos」で、自由曲はさまざま。「HEIWAの鐘」「手紙~拝啓十五の君へ~」などがありました。
スピーチと歌で伝わるものは…
各クラスで歌声を披露する前にスピーチの時間があり、本番までどのように準備してきたかが語られます。「高音をきれいに出すためにみんなで練習した」「だんだんとクラス全体のモチベーションが上がった」。こうしたお話を聞いてから一体感のある合唱が始まると、お互いを思いやりながら学校生活を送っている生徒の姿が見えてくるように思えました。
これまでも八王子学園の生徒とお会いしたさいに、「八王子学園は人間関係に悩まない」「友達がすぐできる学校」とうかがってきましたが、たしかに良好な人間関係が育まれる環境に違いないと改めて気づいた一日でした。
保護者の方と同じくらいに、先生方もステージ上の生徒を温かい目線で見守ります。歌に合わせて小刻みにリズムを取っている先生もいて、生徒にとって本当に親しめる存在なのだと感じました。
賞レース要素も!本気のクラス対抗
行事は生徒が成長する貴重な機会。ひさびさに保護者に向けて歌うことができるためか、生徒の皆さんも一段と力を込めていたようです。子どもたちの体験を大切にする八王子学園の姿勢に「信頼できる学校」であることを強く感じました。