お友達は通塾開始! 改めて受験について考える
三女の中でなんとなく地元の中学校と見学に行った私立の中学校で揺れながらも、やっぱり塾に行くという選択にまでは及ばない日々を過ごしていたのですが、2月になってから小学校のお友達が数人塾に入塾したという情報を本人が得てきたのです。「ママ、あーちゃんも、つっくんも、塾に行くんだって! 受験するかもしれないんだって!」と、大事件が起きたかのように話してきました。その直後にあった学校の参観日では、保護者の話題は塾について…中学受験についての話題があちらこちらで聞こえてきます。隣の小学校が荒れているから、地元の中学校に進むと同級生になる、という話やら、「どうしよう。とりあえず塾に行かせたほうが良いのかな?」と、不安や焦りを感じている保護者の方々が多かったのです。
同時期私は長女の同級生の保護者の方々が、高校受験真っ只中で「この受験が終わってもすぐに大学受験だわ」と、口にされたりしているのも聞いていたので、今一度中学受験、高校受験、大学受験について考える日々を送っていました。
夢に近づく道が偏差値40以下の学校だとしても…
三女の将来の夢は「先生」です。小学校の先生か幼稚園の先生か保育園の先生になりたいと、ずっと言っています。と言うことは、それらに必要な免許が取得できる短大なり大学なりを卒業する必要があります。
しかし、勉強嫌いな三女が中学受験を回避して、高校受験と大学受験を頑張れるのだろうか…。中学受験なら多少のサポートはできるし…大学までつながっている中学を受験するのは一つの作戦なのでは? と、家から通える範囲で学校を調べなおしてみました。
すると、昨年三女が魅了された中学校は、まさに求めているような学校だったのです! 見学にうかがった際の印象も良く、とにかく面倒見が良い学校です。ほとんどの生徒が付属の大学に進学します。東大や医学部に進む子はいません。ですが、大学の就職率は決して低くはなく、「先生」になっている方も多いのです。
中学受験をする人の多くは、できるだけ高い偏差値で、大学進学率の良い学校を目指すと思います。でも、勉強嫌いな子でも夢を持っていて、その夢に近づける道が、偏差値40以下の中学校を第一志望とする中学受験だとしたら…トライしてみる価値はあるのではないか? という考えに至りました。
三女には「受験する、しない」選択肢のある道を
「ちょっと調べてみたんだけど、前に三女が行ってみたいって言っていた学校は、小学6年生の4月から頑張ったら行けるかもしれない。だからお友達はもう塾に通い始めてるけど、三女はまだ塾には行かなくていいよ。でも、塾に通いたくなったらいつでもいいからママやパパに相談してね。あと、行きたい学校の受験には加点というのがあってね、英検を取っていると30点プラス! とかあるの。ボーナスみたいなものだね。中学校行ってからも英検を持ってると最初は英語の授業が優しく感じるから、塾には行かない代わりに少し英語だけ一緒に勉強してみようか」三女に話すと、うんうん、とうなずいていました。三女なりにお友達は塾に行き始めて焦りを感じていたようですが、私の話を聞いてどこかホッとしていました。
これから、三女が中学受験をするのかしないのかは三女次第です。2年後の今頃には答えが出ていることでしょう。でも、まわりが受験をするから、まわりが通塾始めたから、と、本人が「中学校って何? 受験って何?」の状態でまわりに合わせる必要はないと思います。同様に、中学受験をする理由はまわりと違っても良いと思います。全ては我が子に合った学校選びをした結果、中学受験が必要なのか否かだと思います。
次回は次女に訪れた初スランプについて
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。次回は6年生次女に訪れた、初のスランプ! 偏差値ガタ落ち! 原因は? 対策は? 初めて母が次女を叱った日について、書きたいと思います。プラス、リアルタイム偏差値も公開予定です。
また、みなさまにお会いできるのを楽しみにしております。
futureさんのプロフィール
啓明館に通塾する6年生女の子(2024年中学受験予定)のママ。中学2年生になる男の子も小3から啓明館に通塾し、昨年から中高一貫校に進学しています。