みなさまこんにちは。
あっという間に入梅の季節になりました。6月は中学受験を考えているご家庭にとって、大事な時期だと思います。なぜなら、各学校が今年度の学校見学会や説明会等の小学生と小学生の保護者向けイベントを開示するタイミングだからです。早いところでは5月から開示されていますが、大体6月に第一回のイベントがある学校が多いように思います。
ここ数年はコロナ渦では見学も簡単にはできない状況で、一度も見学に行けないまま入試当日が初めて学校の門をくぐる羽目になった…と、保護者の方に聞いたときは「こんなパターンもあるのね」と、ちょっと身震いがしました。低学年のお子さまをお持ちの方は物理的に通える範囲の学校のイベントにどんどん足を運んでみることをおすすめします。
というのも、中学2年生の息子の友達で4年生のときは「男子校にしか行かない!」と言っていたにもかかわらず、6年生になり思春期を迎え、「女子がいない学校なんて彼女作れないじゃん!」と言い出し、結果共学へ進学しているお友達もいるからです(笑)ちなみに長男情報によると、まだ彼女はできていないようです(笑)
中学受験をする上で、きょうだいがいるメリット・デメリット
さて、長男の中学受験中は一人っ子が有利だな…と感じる場面が多々ありました。
家庭内を受験一色にできる。
静かな環境を整えてあげることが容易で、ゲームや漫画などの誘惑からも遠ざけてあげられるし、塾の時間に合わせて夕食を準備することができます。
きょうだいで良しあしを比べずに済む。
親も人間です。どうしても同じテキストを使って同じように模試を受けていると、上の子のときの今ごろの偏差値はどうだったか…など気になってしまいます。宿題の解き具合であったり、学校の歩みですらついつい見比べてしまいます。
子ども本人が「一人っ子の塾仲間はズルい」と言ったとき。
個人的にはコレが一番こたえました。土砂降りの日に、塾へ自習に行くと次女が言い出しました。「こんな日に?」と思わず言った私に、『同じ屋根の下でゲームをしているきょうだいがいる中でテスト勉強できないよ!フロアが違っても気配で分かる!一人っ子の〇〇ちゃんはズルいよ…いつだって静かな環境で。』と言い放ったんです。土砂降りだからきょうだいをお庭に出すわけにもいかないし、結局車で塾に送り届けたあの日は今でも忘れません。
それでも、きょうだいがいるメリットはちゃんとあります!
先日、次女が見学会でいただいた過去問を解いたときのことです。現在持ち偏差値62前後の次女が、啓明館偏差値(日能研さんや四谷大塚さんと同じくらいです)40以下の学校の算数を解いたところ72点でした。初めての過去問にしては時間もかなり余裕があり、16点分はまだ習っていない問題だったので素晴らしい結果だと思ったのですが、本人は悔しくて悔しくて解答と解説を読み直していました。
でもなぜミスしたのか分からない!と叫んで机に伏したとき、中2の長男が『すごいな!初めての過去問で高得点!合格どころか特待取れるじゃん!』と持ち上げてくれます。さらに『俺なんて最初の過去問14点だったからな(笑)』と自虐ネタで笑いを取り、『どこが納得できないの?』と聞いてくれます。
そして30秒もかからず解説付きで解いた長男に対して、次女は満面の笑みで引き算ミスしてたんや~んと大笑い。もう一問も書き写すときに-の付け忘れのミス。長男は『この2問は絶対取れてた2問!80点取れるテストだったということ!すごい!でも、ミスだからっておまけで点数もらえないから、気をつけなよ~』とアドバイスもしてくれていました。
これは、親の私にはできないことです。2年前に受験したばかりの長男だからこそのフォローです。次女はすでに小学6年生のときの長男の4科偏差値を超えています。中学になってから長男は遊んでばかりいることもあって、最近長男を馬鹿にしているような発言もありました。でも、長男の威厳を目の当たりにして、理科と算数は長男に聞きに行く姿を見かけます。(次女は4科バランス型で偏差値に差がほとんどありません。長男は算数が67前後。理科が70近くあったのに4科61あたりでした。)