中学受験に活用できる?我が家独自の体験学習【S-II vol.3】

こんにちは、S-Ⅱです。
今回で掲載3回目!よろしくお願いいたします。

●私(S-Ⅱ):フルタイム勤務サラリーマン、中学受験経験あり、近畿地方出身
●夫:サラリーマン、中学受験経験なし、九州出身
●長女:私立女子中新2年、2022年に中学受験を経験、日能研に通塾
●次女:公立小新3年、臨海セミナー通塾中(御三家算数のみ塾講)

今回は「中学受験勉強に活用しているもの」というテーマから、我が家独自の体験学習についてご紹介します。
この春になってから家族で楽しんだ行事は(長女はいたりいなかったりですが)

  • 地引き網
  • 牧場体験
  • 磯遊び
  • 潮干狩り

です。中でも印象深かった行事は地引き網でした。

食育:料理は科学である

いきなりですが、料理は科学です。食材の栄養も調味料もすべて科学で表すことができます。しかし、子どもが自ら興味を持たないと理解は深まりませんし、点と点がつながらないままなのですよね。そうした状況を解消するには、根気よく体験学習や子ども自身に料理をさせていくしかないと思います。
大切なのは自分で捕獲して、自分で料理して、食べること。

先日、次女の所属する学童で三浦海岸に地引き網に行きましたが、想定外の大大大漁でした。コノシロが何十キロも獲れて、その場で子どもたちが鱗取りを行ったり、ハサミで魚の内臓を取り出したり、保護者が捌いて刺身にして食べたり。
コノシロ以外にアジも獲れたので味比べをし、さらにイカも獲れたのでイカの解体ショーを開催しました。そして、次女と一緒にコノシロについて調べて分かったことがあります。

  • そもそもコノシロとはどんな魚か ⇒ お寿司屋で食べるコハダの成長した魚。
  • どう料理したらさらにおいしくなるか ⇒ 酢締めにするとさらにおいしくなる。

そこで、獲れたコノシロを持ち帰り、自宅にて酢締めを行うにあたり、なぜ「酢締めにするとおいしくなる」のか?を一緒に考えました。

ここからが科学の出番です

じっくり考えだした答えは「コノシロは小骨が多い。⇒小骨はカルシウムでできている。⇒酢は酸性である。⇒カルシウムは酸性で溶ける。⇒コノシロの小骨は酢で溶けて柔らかくなるのでさらにおいしく食べることができる。」
どうでしょう?意外と大人でも知らなかったりしますよね。理解がつながることが大切ですし、これこそが料理は科学という所以です!

磯遊びではヤドカリやエビを捕まえて、自宅の海水水槽に入れて飼っています。ヤドカリは雑食で結構狂暴なこと、エビは珊瑚を食べること、水槽の中で起こるリアル食物連鎖を観察しています。

潮干狩りでは次女自身があさりを獲り、自宅に持ち帰って砂抜きをし、味噌汁にして食べました。自宅の海水水槽で飼われているあさりも少しいます。

牧場体験では牛の乳しぼり体験・乗馬体験・ヤギ散歩などなど。赤ちゃんヤギと赤ちゃん羊に会うこともできましたし、体の大きさや鳴き声などを観察しました。

先日は次女が自分で取ってきた朝顔の種を庭に植えていました。トマトとゴーヤの苗も鉢に植え、次女が水をあげています。
それぞれは1つずつのエピソードにしかなりませんが、そうした学びの種を撒くのは親の仕事。この種から芽が出て花が咲き、子どもたちの理科への興味がどんどん膨れ上がると期待して、日々アンテナを張って生活しています。とても楽しいですよ!!