中学受験に必要なのは「効率的な勉強時間」のための下準備【とっきーvol.4】(2ページ目)

我が家の工夫をもっと紹介します!

水泳と勉強を両立させるために始めた時短&効率化ですが、息子の場合は休みの日でも、長い勉強時間を1時間くらいずつ区切った方が学習の定着も良いタイプです。

⑤社会の問題の答えを全部は書かない

問題の種類にもよりますが、文章の穴埋め問題や1問1答のものは、答えを何百個も書かなければいけない時が多々あり、膨大な時間がかかります。たとえば年号なんかは、分かることが重要なのであって、1016年と書けないということはありません。なので、食事の準備をしている時など、口頭でやり取りをすると、30分でかなりの問題数がこなせます。さらに間違えた問題にチェックをしておき、それを2、3回繰り返した方が定着度は良いようです。

ちなみに、書けるか怪しい地名や人名などは、実際に書かせたり言わせたりしています。(貿易摩擦の“さつ”は手偏あり、とか)
もちろん書くことも大事なので、テスト対策プリントや演習問題にはきちんと書かせています。
まさか、絶対間違えないよね!?という、わざわざ書かせなかった漢字の場合は、北海道をテストで“本海道”と書いてしまうようなことがありましたが、そこまでのケースは今までで2、3回だけです。

⑥できていない部分を共有する

最初は、前準備のために勉強内容の共有を始めましたが、私はその2割くらいしか分かりません(汗)。できない部分、逆にできている部分(こっちを言われる方が嬉しそう)を共有して、「あの部分はどう?だよね、難しそうだもんね」「前は間違えていたのにできるようになってる!」「どうしたらいいんだろうね」くらいしか言えなかったのですが、それが逆に良かったようで、息子自身もやるべきことを確認できているようです。

効果があったセリフは、「すっかり、〇〇マスター!」と「できることを確認しよう!(本音は油断しないで、もっと問題を解いてほしい)」です。
気分がいいのか、せっせと取り組みます。以前の私は音楽業界にいたのですが、息子が小さい時に音楽を好きにさせようとしたら、「いや、だからさ~」だの、「ちょっと、なんで!?」という感じになり、楽しさなんて教えられずに挫折しました。(今は息子の音痴やリズム感には何も感じなくなり、音楽が好きになってくれてほっとしています。笑)

主人が一緒に勉強をしてくれているので、「私は分からない」で済んでいる部分もあるのだと思いますし、テストで明らかにつまらないミスをしていると、「何やってんの!!」とバケツの水をひっくり返すようなことを言ってしまうことも正直あります。その辺は、まだ私の方にも伸びしろがありそうです。

息子をしっかり応援できるリズム隊になる!

前回の記事にも書きましたが、宿題と課題のどちらも、周囲の子たちとは量もペースも変えています。とにかく良い流れを作る、できた流れに乗らせていく、つまらないことで流れを止めない。いつもやり方を模索しながら、音楽でいうところのリズム隊のような働きを心がけています。
時短のしすぎで、息子が時間の使い方を気にしすぎることが出てきたりするのではないかと心配していますが(そんなの意味ないとか言いそう)、その辺りを頭の片隅に置きつつ、あと半年は効率重視で走り抜けようと思います。

とっきーさんのプロフィール

地方在住。水泳大好きな小6の息子は早稲田アカデミーに通塾中。塾をきっかけに都内の私立に通学可能であることがわかり、中学受験を意識するように。水泳も中学受験も両立できる方法を模索中。