“笑ってバカみたいに超楽しもう!”熱気が溢れる学園祭「八学祭」【エデュスタッフ訪問記】

八王子市にある八王子学園八王子中学校・高等学校(以下、八王子学園)の文化祭「八学祭」が9月23日、24日に実施されました。今年のテーマは「笑ってバカみたいに超楽しもう!」。両日たくさんの来場者が訪れ大変な賑わいでした。エデュでは学園祭初日に訪問。熱気溢れる学園祭の様子をレポートします。

大迫力の正門アーチ、模擬店は大盛況!

ルノワールの名画が描かれた正門アーチの写真
学校前を通る人も足を止め撮影する姿も。今年も圧巻の正門アーチ

毎年恒例、古今東西の名画をモチーフに総合コース美術系クラス2年生が制作する正門アーチ。今年のテーマはルノワールの世界を表現したものでした。学校前で写真を撮影する人も多くいて、学校に入る前からワクワクした気分に。

模擬店前を行き交う来場者の写真
模擬店はどこも長蛇の列
エプロン姿でピースサインを出す先生
先生もエプロン姿で奮闘。当日になって急遽ジュース店の担当になったそうです
模擬店でお団子を焼く生徒
お団子店の生徒たち。とにかく焼きまくっています
休止中の看板を持つ生徒
在庫調整のためしばし販売休止。人気の高さがうかがえます

アーチをくぐると、3年生による模擬店がずらっと並んでいます。お店はどこも大人気!カステラ、フランクフルト、お団子など多種多様なラインナップです。調理、在庫調整、列の整理、呼び込みなどまるで大学の文化祭のようでした。

多彩なクラス出し物は大人気!

各クラス、工夫を凝らした出し物でどこも行列ができていました。その一部をご紹介します。

八学祭名物アトラクションはさらにパワーアップ!

八学祭、もう一つの目玉企画といえばアトラクション系の出し物。昨年も話題になったコーヒーカップは、今年ハリー・ポッターバージョンになって再登場! さらにジェットコースターに挑戦したクラスもありました。

受付でピースサインを出す女生徒
コーヒーカップのアトラクションはハリーポッター風
コーヒーカップを回す生徒たち
人力で回すコーヒーカップ。結構激しく回してました
ジェットコースター試運転でピースサインする生徒
教室内をグルッと回るようなルートで設計されたジェットコースター。試運転スタート
ジェットコースター試運転
お客さんを入れた本番運用ではもう少し照明が暗くなっていました

こちらも人気だったのが、「トヨポンの脳内ランド」。クラス担任である豊田先生の脳内をトロッコの乗ってめぐるというものでした。ここで学校連載特集にも登場した生徒広報委員会(※)の2人にも遭遇! 「元担任の先生のクラスの出し物なので楽しみにしてたんです!」とのこと。

「とよぽんの脳内ランド」に入場するため行列する生徒
大人気だった「とよぽんの脳内ランド」
休憩でやってきた生徒広報委員会の2人
休憩でやってきた生徒広報委員会の2人と遭遇!連載ページでは彼女たちのインタビューを掲載中です

※生徒広報委員会による「中学受験コンシェルジュ」の記事はこちら
“私たちが学校をPRします!”学園祭で活躍する生徒広報委員会

八王子の郷土芸能を披露する公演も

八王子市の郷土芸能「八王子車人形」の芸を受け継ぐ車人形同好会は、日頃の練習成果を披露。「八王子車人形」は「ろくろ車」という小さな車輪がついた箱に腰掛けて人形を操作します。練習は週1回。そのほかにも定期的に家元の元に通い練習しているそうです。使用している人形も家元から引き継いだものとのこと。

車人形を演操する生徒
初めて見る車人形に足を止めて見入る人も
同好会会長と車人形
公演では家元に教わったことをしっかり発揮していました(写真は同好会会長)

生徒会執行部に聞いた「これぞ八学祭!」

初日の慌ただしい中、八学祭の実行委員長でもある生徒会執行部学芸系系長の勝又未来さん(総合コース美術系2年)に、今年の八学祭についてお話を聞くことができました。

勝又未来さんの写真
勝又未来さん。インタビュー中もひっきりなしにインカムで連絡が入っていました

エデュ:これこそが「八学祭だ!」といえる特徴を教えてください。

勝又さん:八王子学園は中高含めて約50クラスあるので、とにかく出し物も多くて活気に溢れているところだと思います。

エデュ:今年のテーマは「笑ってバカみたいに超楽しもう!」ですね。このテーマにした理由は?

勝又さん:学園祭のテーマは4月に、学芸系の1年生からの公募で決まったものです。ある意味1年生にとっては学校行事の初仕事です。まだコロナの影響から抜け切れていないですが、そんな中でも学園祭をとことん楽しもう、という私たちの気持ちが出たコピーですし、略すと「WBC」! まさに今年にぴったりなテーマだなと思っています。

学園祭のパンフレット写真
今年のパンフレット。“WBC”ということで野球がモチーフに

エデュ:準備で一番大変だったことはなんでしょう。

勝又さん:学園祭の準備は9月の球技大会が終わってから始めました。とにかく多くの出展やイベントがあるので、どんな出し物を出すのか、受け付けから始まり、各クラスやクラブが必要としている機材の手配など毎日のように調整が必要で、これがとても大変でした。

エデュ:一押しの出し物はなんですか。

勝又さん:八王子学園といえば吹奏楽部なので、八学祭に来たらぜひ聞いてほしいです。またオーディションを勝ち抜いて選ばれる生徒有志のバンド演奏も迫力あるので、こちらもおすすめです。

体育館でのバンド演奏の様子
体育館でのバンド演奏
バンドのボーカリスト
迫力ある演奏でたくさんの観客を沸かせました

編集後記

約50クラス、さらにクラブの出し物、公演など大変多くの出し物があり、まるで大学の学祭に来たかのような賑わいでした。そして、先生も生徒も全力投球、何より生徒たちの徹底的に楽しもうというエネルギーが満ち溢れた学園祭でした。もともと地域の人も楽しみにしている学園祭とのこと。来年は従来の開催に戻り、さらに多くの人が楽しめる八学祭になればと思いました。


八学祭の様子は是非学校公式サイトでもご覧ください。

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