4年生の試練と適正とは⁉
~ここからは、長女を中学受験を経験させたことによる持論を書きます~
さて、4年生になると中学受験が本格始動します。
長女の時からの経験として、まず4年生夏頃に中学受験の勉強リズムについて行けずに辞めてしまうお子さまが出てきます。その子たちは「勉強以外にやりたいことがある」「うちの子は中学受験に向いていない」「今の立ち位置では上位校が目指せなさそうだから」といった理由で退塾していくのです。
今の中学受験はどんどん先取りが推奨されており、「小学校3年生までに6年生の漢字と計算カリキュラムを先取りして、4年生から中学受験塾に入塾するのが一般的」とも言われています。実際、4年生から入塾されるお子さまは、低学年のうちに準備をされている子が多いです。
そんななか、低学年から準備をしてこなかったお子さまが突然4年生になって入塾した場合、毎日の勉強習慣がない⇒通塾&自宅学習リズムを掴むことができなくい⇒点数が思ったように取れない。
さらに親御さんも未経験の場合は、中学受験への抵抗感やこんなはずじゃなかったという気持ちがあってか、半年経過した4年生の夏くらいで「やっぱり辞める」となってしまうのだと思います。
気持ちは分かるのですが…
そこでくじけずにコツコツと積み重ねていくことが大事だと私は考えます。
★まず女子について
いわゆる中堅校にとても素敵な学校がたくさんあります。
日能研偏差値40~50の学校は、面倒見が良くて女性教育として定評のある女子校ラインナップばかりです。キリスト教のカトリック推薦や指定校推薦も多く、進学校に引けを取らない大学進学実績もよく目にします。
4年生夏までの時点で偏差値が40程度だったとして、そこから上がらないと仮定しても、日能研偏差値40~50の私学に入れたら大成功です。偏差値だけを見て受験をやめてしまうのは勿体ないので、そのままのペースでコツコツと続けていてほしいと思います。
★次に男子
男子は、6年になってから一気に伸びる子がでてきます。
長女の時に、学年が上がるにつれて女子は応用クラスから落ちていきましたが、男子は応用クラスに上がってきました。座席もそうです。TOP層(男女関係なく固定)の次集団は入れ替わりが激しく、最後は男子ばかりになりました。その理由としてよく言われているのは、「男子は6年後半になってようやく成長が追いついて国語の心情を理解できるようになる。体力もあるので直前期に伸びやすい。」という事です。まさしくそのとおりだと思いました。なので、せっかく中学受験の世界に入ったなら最後までわが子を信じて走り続けてほしいです。
2027組のみなさま、焦らずじっくり共に頑張っていきましょう。
S-IIさんのプロフィール
日能研に入塾した小学3年生女子のママ。私立中に通う長女で中学受験を経験しているため、小学3年生の次女も受験をさせたいと考えている。