今年度は2月17日、同校のさくらホールにて開催されました。これまでの英語学習の成果を注ぎ込んだスピーチコンテストの模様をレポートします。
司会も出場者もオールイングリッシュ!ハイレベルなプレゼンテーション
日大中高では、中学1年から2年次は総合的に幅広い分野を学ぶアカデミックフロンティア(AF)コースと、少人数英語教育を行うグローバルリーダーズ(GL)コースの2コース制で、両コースから出場希望者を募ります。
英語の時間を利用して選考を行い、選抜された精鋭13名は3学期に入ってから、放課後などを利用し練習を重ねてきました。
当日は保護者も来校。出場者が堂々とスピーチする姿を真剣な眼差しで見つめていました。
出場者はもちろん、生徒2名による司会進行もオールイングリッシュです。 一人あたり約5分の持ち時間で、この日の為に作成したスライドを用い、ただ英語でスピーチするのではなく、体全体で表現しながら、また会場にいる生徒たちとも掛け合いをしながら力のこもったパフォーマンスです。
教頭先生も驚嘆した中学2年生とは思えない英語力
いよいよ審査発表!
今年度の優勝はGLコースのH.T.さんでした。『星の王子さま』と出会い、物語の素晴らしさ、自身への影響について堂々としたスピーチでした。
コンテスト終了後、H.T.さんに優勝したご感想をお聞きしました。
表彰後、中学校教頭・齋藤善徳先生からは、「本当に中学2年生なのかと思うほど、驚きのスピーチだった」と生徒たちのレベルの高いパフォーマンスを褒め称えていました。
また中学2年英語担当の先生も、「出場者は3学期に入ってから放課後の時間を利用して練習を重ね、そして今日、今までで一番のスピーチをしてくれました。また想定以上の保護者も来訪してくださり、生徒たちにとっても貴重な体験になったと思う」と感想を述べられました。
多くの生徒は中学に入ってから本格的に英語を学んでいます。GLコースはAFコースと使う英語教材が異なり、少人数英語教育を実施するコースですが、英語カリキュラムの違いなど関係なく、どちらのコースの生徒も素晴らしいプレゼンテーションを披露していました。
英語教育に力をいれている同校での取り組みが、着実に生徒達の力になっていると感じた時間でした。
「一番難しかったことは、登壇した際に抑揚をつけて話すことでした。出場者のレベルが高く、まさか自分が1位になると思っていなかったので、審査結果を聞いた時は嬉しさより驚きが大きかったです。
3年ではSGプレクラスに進むので、聞く・話す力をさらに磨いていきたいです。
将来のことはこれからじっくり考えていこうと思っていますが、選択肢を増やす意味でも、もっと英語力を高めていきたいと思っています。」