難関女子校ママが分析!2024入試の注目ポイント【S-II vol.13】(2ページ目)

第一志望は高く!第一志望で合格したと聞かないアノ学校

受験の鉄則は第一志望を高いところに見据える事です。目標を高くすることによって、自分をさらに高めるやる気につながるからです。この様に考えるようになったのは、私の周りに限ってですが、浅野中を第一志望にして合格したお子さまがいらっしゃらないのです。
浅野中は神奈川県でとても人気の高い男子校であり、我が家の長女のお友達も、ご近所のお子さまも通っているとても身近な学校です。

長女の時、同じ日能研クラスから何人ものお子さまが浅野を第一志望としていましたが、進学できたお子さまは別の学校を第一志望にしていたお子さまだけでした。

そして、今年も身近に浅野を第一志望にしていたお子さまがいらっしゃいましたが、残念な結果となり、浅野に進学するお子さまは例によって第一志望が別の学校だった方でした。

そんな熱望組にとって厳しい状況なのに、来年度から定員30人減となることが発表されましたので、さらに熾烈な戦いになりますよね。

浅野に恋焦がれて熱望して残念だった方の気持ちしか聞いていないので、どうすれば第一志望のお子さまが合格できる攻略法があるのか、本当に分からないのです。
次女の代にも浅野熱望のお友達がいるのですが、熱望組の成功体験を聞いたことがないので良いアドバイスができなくて辛いのですよね。

第一志望より上を目指すこと。この言葉が一番しっくりくる学校だと思います。

複数回受験で合格率はアップするか検証!

複数回受験すると優遇がある学校の話を耳にしますが、実際のところ本当に合格率が上がるのか、複数回受けられるけどそういう話を聞かない学校は実際どうなのか気になりませんか?
実は、こんな時に使えるのが日能研オン・ザ・ロードです。合格者数や併願日程を見ることができるので、ある程度の予測をすることが可能です。ここではその方法をご紹介します。

まずは日程ごとに受験人数と合格者・不合格者数を
・2/1に●人受験して合格▲名、不合格■名
・不合格のうち2/2に◆名が受験して合格◎名、不合格▼名…
という風にカウントしていき、最後に2/1の受験者数÷総合格者数で倍率を出すことでざっくりではありますが、複数回受験をした人にとっての倍率が分かります。

一例ではありますが、複数回受験で優遇があるという学校の2024入試で調べてみました。その学校の最も高い倍率は4.9でしたが、上記の方法で計算すると倍率は1.85まで下がりました
このように複数回受験はとてもとても意味があり、熱望組にとっては必須とも言えるでしょう。

複数回受験を優遇すると言っていない学校でも調べてみると意外な結果が得られるかもしれません。

まとめにかえて

受験結果は、簡単に数字で表すことができてしまうとてもクールな世界です。

しかし、1つ1つの数字には、1人のお子さまの人生、一生に一度しかない各ご家庭のドラマが込められているのですよね。

すべての2024受験生に感謝を込めて贈ります。

中学ご入学、おめでとうございます。

S-IIさんのプロフィール

日能研に入塾した小学4年生女子のママ。私立中に通う長女で中学受験を経験しているため、小学4年生の次女も受験をさせたいと考えている。