登校前日に号泣!次女の涙の訳とは!?
入学式を終え登校初日の前夜、突然次女がポロポロと大粒の涙を流しました。
何が起きたの?どうしたの?次女はとてもしっかり者でめったに泣くような子ではありません。どこか痛いのかと家族みんなで大慌て!
すると「明日、一人でバス停に行くのが怖い。道間違えたらどうしよう。ローファー歩きにくいから、時間かかってバスに置いていかれたらどうしよう。なんで知っている人が誰もいない学校にしちゃったんだろう。自己紹介ちゃんとできるかな」と
そんな心配いらないよと、言いたくなるような親からしたら小さな不安を一気にぶわぁ~と涙と共に吐き出しました。
小学校の時には応援団をしたり人前で司会進行をするような役回りの多かった次女が言い出したことに、まだまだ12歳は子どもだと気づかされます。
緊張に押しつぶされそうになっている次女に、2歳上の長男がいつもどおりのヘラヘラした態度で「あ!俺、そういえば入学式で在校生休みだった!バス停まで連れて行ってやるよ!」この言葉に、次女は涙を拭いて頷いていました。
いよいよ当日!一体どうなる!?
翌朝長男は朝から「バス停まで一緒に行って、カレカノに間違えられたらどうする?」と、次女を和ませようと?いや、いつもどおりに?しょうもないことを言いながら笑っています。次女も緊張はしつつも笑っています。
家から6分。ほぼ直進。住宅街を歩くだけの間違えようのないバス停までの道を二人で出発しました。バスを見送り帰宅した長男が「バスが見えたら、次女がまた怖がりだして、一緒に学校まで行こう!って言い出したけど学校の門の目の前に停車するから絶対大丈夫!って言って送り出したよ~!だってSuica持ってなかったし(笑)」と笑う長男に感謝した朝でした。
(ちなみに長男はいつも違うバス停なので、次女の使うバス停の場所を知らないことに玄関を出てから気付いたらしい…。でも次女はしっかり道を覚えていて、長男がバス停を分かっていなかったことはバレなかったよ!と、ドヤ顔してきた相変わらずの長男です。)
初日からいろいろありましたが、まるで何もなかったかのように学校での出来事を帰宅してからずっと喋っている次女。
「お友達ができたよ!双子ちゃんがそっくりだよ!数学と英語の先生は元塾講師なんだって!すごい授業が楽しい!部活の勧誘がすごくて人気者になった気分!」
いいスタートを切れたのに、また涙…
楽しそうで何より…と思って一週間ほど過ごしたある日、また突然泣き出した!!
え?今度は何?
「英語の小テストで不合格点取っちゃった。」
テストを見せてもらうと、ほんのちょっとのミスで、全然気にすることのない感じ。だけど次女は悔しくて涙があふれた様子。ゆっくり次女のペースで思っていること話してみて~というと…
「トップで入学したし、6年間トップでいたいの。でもこんな簡単なテストでも緊張してしまう。理解していなくて点数が低いのは勉強したら何とかなるけど、理解しているのにミスしたことが悔しい。」といった内容でした。
「トップ目指すことは素晴らしいこと。でも受験の時と同じ!階段を上がるように上下しながら上を目指そう!英語に関しては、現状次女は英検5級で、クラスメイトには2級の子もいるから、トップを目指すのではくて、確実に身に着くように丁寧に進めよう。ゼンマイを巻いていると思って、今はひたすらゼンマイを巻き続ける。準備が整ったら一気に前に進み出すから。5~6年後のトップを目指そう!」
次女は頷きながら「2~3年後のトップを目指す」と言いました(笑)次女ってこんなに野心家だったのね(笑)
受験期に全くヤル気が出ないと言って、焦ることすらなく、どうやって焦らせようかと考えていた日から数か月で、焦らずにいこう!と声をかけることになるとは…。
入試当日も緊張しなかった次女が学校の小テストで緊張すると言い出すとは…。
子育てって本当に面白いですよね。子どもは日々成長していて親が思っている特性や性格は、どんどん過去のものになっていきます。だから、長男はこんな子。次女はこんな子。と思いこまずに、目の前にいる我が子を観察して変化に対応していきたいな~と思いました。
今月も最後までお読みいただきありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしております。