予約が2分で埋まった!? 人気の学校合同イベント「東京私立男子中学校フェスタ2021」を取材!(3ページ目)

保護者の方の不安な気持ちは、男子中教員が背負います!

今回の実施について、男子中フェスタ事務局である京華中学・高等学校の山田道行先生にうかがいました。

山田先生:緊急事態宣言が続く中で、イベント開催は難しいのでは…という懸念もありました。
しかし、去年1年間にわたり、各学校が工夫をしてオンライン授業や行事、学校説明会を実施してきました。その知恵を結集すれば、イベントを開催できるのではないかと、参加校が一つにまとまりました。
そこで今回、完全予約入れ替え制にし、午前500組・午後500組と人数制限をして開催をしました。

しかしその結果、参加したくてもできなかったご家庭が多くいらっしゃったことも事実です。
特に6年生の保護者は、コロナ禍の中において、大変不安なお気持ちで過ごしておられます。実際事務局にも予約が取れないというお問い合わせをいただきました。事情をお伝えし、真摯に対応いたしました。保護者のご不安なお気持ちは、参加校の教員で共有しています。
そして、各校の学校説明会の予約が取りにくいという状況もありますので、今後は可能な限り参加人数を増やし、説明会の回数も増やしていこうと考えております。

一般的に男の子は子育てが大変で手がかかります。保護者の皆さまは慌てたり、つい怒りたくなったりの毎日かと思います。慌ただしい日々ですが、どうかどっしりと構えていただきたいと思います。お子さんがリラックスをして日々を過ごし、受験に臨めるよう、生活を整えていただければ十分です。残りの不安は男子校の教員にぶつけてください。
入試まで一緒に歩んでいきましょう。

edu’s point

厳しい条件の中でも、できることを最大限にやろうという学校の意気込みが感じられた今回のイベント。男子校への期待がさらに高まったようにも感じます。
また、イベントを通して、お互いがライバル同士にもかかわらず、男子校間には連帯感があることも見て取れます。そういった理由からも、保護者に支持されるイベントなのかもしれません。
なお、「東京私立男子中学校フェスタ2021」の特設サイトでは、各学校の「在校生による2分間学校紹介」や「在校生によるパネルディスカッション」、「部活動紹介」など動画コンテンツが盛りだくさんです。
1年間にわたり視聴が可能なので、ぜひアクセスしてみてください!