暗記だけでは対応が難しい近年の中学入試対策
大学入試改革に伴い、中学入試でも思考力・判断力・表現力が問われる比重が年々高まっていて、暗記するだけでは対応が難しくなっているのが現状です。対話形式で考えを深く掘り下げる問題や、身の周りの物事と単元内容を結びつけて考えさせる問題が増えてきています。さらに、「初見」の物事についても、手がかりや説明文を基に考えさせる形式の問題も増えており、非常に厳しい戦いが予想されます。
こうした状況で合格を勝ち取るためには、早い時期からの志望校対策と過去問演習が重要になります。学校がどのような問題を出す傾向にあるのか、過去問演習を繰り返すことにより志望校の出題内容をいち早く予測することもポイントです。ただやみくもに勉強するよりも、限られた時間の中で効率よく効果的な対策を練ることが合格への近道となるでしょう。
理社は時事問題対策が高得点への秘訣
また、学校の個性が反映されるという時事問題は、理科や社会の大問のテーマとして扱われることも多くなっています。これまで理科や社会は、暗記した分だけ得点に直結するため、短期間でも効果が出やすいといわれてきました。しかし、近年の時事問題は、ニュースそのものの内容が出題されるだけでなく、ニュースに関連する単元とひもづけて出題されることが多くなってきました。「一問一答」型の暗記だけでなく、応用力が求められるようになってきているのが現状です。
2021年度の入試問題では「新型コロナウイルス」が頻出し、「三密」を漢字で答えさせる問題や、関連して明治期に感染症が拡大した理由を答える問題などが出題されました。時事ニュースと理科や社会の単元を関連付けて学習するためには、単なる暗記だけでなく、テーマの背景を知っているかどうかも高得点へのポイントになります。ご家庭では、お子さまとコミュニケーションを取って、「カーボンニュートラル」や「SDGs」など日本や世界が抱えている課題や諸問題について意見交換する時間を作ってみましょう。お子さまから気になるニュースを聞いたり、気になる新聞記事を切り抜いてお子さまが意見や感想をノートにまとめたりするのもおすすめ。新聞記事の要旨をまとめるのも記事の伝えたい部分を自分で考えるため読解力向上に役立ちます。
また、分からない言葉や用語を調べて、自分の知識にしていくことも大切です。こうした時間は、そのまま難関中学受験の時事問題対策へとつながっていきます。
プロが解説!自宅でできる志望校対策!
今後、どうなるか予想が難しい2022年度入試。日々のニュースを見ながら関連する学習内容や出題問題を予想するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
そこでおすすめなのがTOMAS主催の「2022年度 難関中学入試 親子勉強会」。難関中学2022年度入試の最新の入試傾向とその対策法や、来年度に狙われる時事問題の対策を解説。プロの視点から志望校対策を進める上で押さえておきたいポイントや秋から追い込みをかけたい社会・理科を中心に、得点アップに直結する勉強法を解説します。勉強会は、申込者限定で動画を配信。自宅で視聴できるので気軽に参加できるのもおすすめです。
有意義な入試対策を行うために是非、ご参考にしてみてはいかがでしょうか。
関連リンク:
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提供:株式会社リソー教育
期間:2021年7月21日~2021年8月20日