私立中高一貫校のお弁当事情「何分で作る?」「どんなメニュー?」保護者に聞きました。

多くの私立中学校では「お弁当持参」が基本です。中には、給食の提供、学食やパン・お弁当の販売も行う学校もありますが、コロナ禍で利用ができなくなったというところも少なくありません。保護者は、毎日のお弁当作りをどのように行っているのでしょうか。今回は、エデュナビ座談会にお集まりいただいた私立中高一貫校の保護者に「お弁当事情」を聞きました。新中1年生の保護者も必見です!

定番メニューで回すと時短に!

定番メニューで回すと時短に!
※写真はイメージです。

エデュ:お弁当を毎日作るとなると、メニューや時間のやりくりに悩みそうですが…。

女子校ママ:Navyさん:私も最初はすごく警戒していたのですが、やってみたらそうでもなくて。子どもが小学校の長期休みの時に、3食を用意してから会社に行っていたので、その延長で詰めるだけという感じでした。お弁当の本を読んだりもしたのですが、結局本のような素敵な詰め方をする必要もなくて。メニューは決まったもの、豚肉・魚・丼ものなどの10個ぐらいのメニューをぐるぐる回しています。あとは、「明日はハヤシライスと生姜焼きだったらどっちがいい?」など娘に聞いて、メニューを決めています。

女子校ママ:すずらんさん:うちは学校まで遠いのと部活の朝練があり、家を出るのが結構早くて。5時起きでお弁当を作っています。作る時間は10分ぐらいですが、冷ます時間が必要だから早起きです…。最初は本を見て作っていたので時間がかかりましたけど、メインはこれで、副菜はこれでというパターンができたら、そんなに時間がかからなくなりました。

保温弁当は一石二鳥!早起き不要で娘にも好評

エデュ:冷まさないと夏場は特に心配ですよね。

Navyさん:保温弁当おすすめですよ。冷まさなくてもいいので。

すずらんさん:でも保温弁当って重いのかなって…。

Navyさん:私もそう思ったのですが、娘はそれよりも温かいものが食べたいと、1年中ほぼ保温弁当です。学校が始まる前、お弁当の中の温度を時間ごとに計る実験をして、一応確認もしました。

すずらんさんかおるさんすごい!

Navyさん: 1年間保温弁当を持って行きましたが、お腹を壊したこともないので大丈夫なのかなと。ご飯やおかずも冷まさずに入れています。スープ系もいいですが、ご飯の上にちょっととろみのついた麻婆などをかける、丼系にしておけばアツアツがキープされます。保温弁当向きのメニューかなと思います。

男子校ママ:かおるさん:夏は冷たいものもいいですよ。そうめんを持たせるときもあります。つゆを入れる容器は、小さいドリンクのプラスチック製の空容器を利用しています。冷凍庫で凍らせて持たせるので、食べる頃にはちょうど溶けて冷たくなっているんですよね。冬はアツアツのだし茶漬けを持たせることもあります。
あと、私がゆっくり寝たい日には保温弁当にしています(笑

Navyさん:私も保温弁当のおかげでゆっくり寝られています(笑

お弁当箱を洗うのが面倒…。楽にする方法はある?

かおるさん:便利な反面、保温弁当は洗うのが大変ですよね。すべてパーツを外して洗って、しっかり菌を落とさないといけないと思うと、億劫で…。普通のお弁当箱でも、家に帰るころには臭いも出てきて洗うのが嫌になります。
なので、たまにリサイクル素材でできた使い捨ての容器を使います。やきそばやパスタもお店で作った持ち帰りみたいでおしゃれに見えるし、捨てるだけなので重宝しています。

すずらんさん:うちもサンドイッチやホットドックのときは、紙製のランチボックスで持たせています。容器を変えるだけで「映える」し、軽いので娘が喜んでくれます。
それに、いつもと違うお弁当箱や容器を使うと、どうやって詰めようかな、どうしたら彩り良くみせられるかなと、作っている私も楽しくなります。お弁当がマンネリ化してきたなぁと思うときにおすすめです!

edu’s point
先輩ママ達のように、お弁当を作ることがルーティーンになってしまえば、なんとかやりくりはできそうな気になりますね。しかし、それまでは試行錯誤が必要なこともわかりました。今後もエデュナビでは、お弁当メニューのアイデアやお弁当の量、やりくりの工夫について先輩ママの「お弁当事情」をお伝えしていきます。お楽しみに!

■関連記事
開成・麻布・武蔵、男子御三家の「ランチ事情」を保護者に聞いた! 男子の基本はやっぱり「肉」?
【インスタグラム おやそだて】子どものお弁当を短時間でつくる「時短」の裏技
【インスタグラム おやそだて】子どものお弁当を短時間でつくる「調理」の裏技