女子校の良さ・メリットとは？難関女子中高一貫校の保護者座談会【前編】

思いっきり自分を出せる、自分らしくいられるのが女子校

エデュ： 中学に入学してから、お子さまのどのようなところが変わったと思いますか？

すずらんさん：小学校の高学年になるにつれて、何か発言すると、男子に茶化されることが増えたようです。娘は言いたいことを抑えるようになりました。女子校に入ってからは、からかうようなことは誰もしないので、気持ちが楽になりのびのび過ごせるようになったみたいです。

かおるさん：うちも同じ！ 男の子は、悪気はないかもしれないけど、結構揶揄するところがあるんですよね。それで嫌な思いをして、発言をためらうこともあったみたい。でも女子校に入ると、クラスメイトがいろんな発言をしていて。娘は「小学校の時はたまたま言われただけなんだ。」と気づいて、発言もできるようになったんです。

こまちさん：言いたいことを言える環境、すごく大事だと思います。部活や行事をやっている中で、結構揉めることもあるみたいです。でも、小学校のときの揉め方のように収拾がつかない感じではなく、相手の立場に立ちつつ、全体を見通しながら意見する感じ。ただ、やっぱり女子なのでドロドロする部分もあって。でも、陰でコソコソではなく表立って言いたいことを言う。涙を流しながら青春しているのもすごくいい経験だなと。

女子校は気の合う友だちが見つかりやすい！

エデュ：今の学校に通わせて良かったことは何でしょうか。

こまちさん：小学校で女子同士のトラブルが多かったんです。だから、女の子事情が面倒くさくて女子校は嫌かなと思いきや、彼女は女子校に行きたいと。そして通ってみると、大きな学校なので、友だちが選びたい放題だと言うんです。
小学校では同級生がそんなには多くなかったので、お友だちの取り合いがあって。それが、今は全員が女子なので、それぞれに必ず気の合う子が出てくるんです。価値観の合う子がどんどん繋がっていくというか。そうやって友だちと出会えることが、良かった点です。

Navyさん：うちも小学校のときに、面倒くさい人間関係に巻き込まれないようにと、すり抜けるのに苦労したみたい。でも今は、そういうのが一切なくて、本当にいい子たちばかりで「心地良いクラス」と娘は言っています。それは保護者会に行っても、どのお母さまも口を揃えて良いクラスだとおっしゃいます。
私も女子校出身で、「女子校いいよ～」と娘に言っていた影響もあるかもしれませんが、最終的には本人が選びました。結果、お友だちにも恵まれて楽しく過ごせて本当に良かったと思います。

かおるさん：娘の小学校は女子の人数が少ないクラスだったので、なかなか気の合うお友だちができなくて。結構気の強い女の子も多く、本人の性格には合わず苦労しました。なので、学校選びでは、彼女が穏やかに過ごせるところを第一志望にしました。
知人が“穏やかなお子さんが多い”と言っていた学校に親子でピンときたんです。入学してからは、落ち着いて授業を受けられるようになって本当に良かったです。