■座談会(連載1回目)の記事はこちら⇒男子中の先生が本音をぶつけ合う座談会~男子中をつなぐ特集・第1弾~
■座談会(連載2回目)の記事はこちら⇒男子中の先生が本音をぶつけ合う座談会~男子中をつなぐ特集・第2弾~
■座談会(連載3回目)の記事はこちら⇒都内の人気男子校が集結!~男子中をつなぐ特集・第3弾~
今の時代に男子校人気が盛り上がる理由
時代の潮流に敏感な世代である保護者が別学校を支持する理由はどこにあるのでしょうか
佼成 南井先生:
私自身が男子校出身なので男女共学の中高生活がどういったものか詳しくないのですが、別学だからこその良さ・魅力といったものについて各校の先生方はどのように考えておりますか。
![佼成学園中学校・高等学校の南井秀太先生(広報部長・社会科教諭)](https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2022/08/en_educational-information_221004-01_1.jpg)
明法 早川先生:
本校は中学が男子校で、高校からは共学校となっています。中学の男子を見て分かることは、自分の世界を持ちつつ物事に専心できる環境を大切にしている生徒が多いという点です。昔ながらの「男子校は怖い」といった雰囲気はまったくありませんよ。
![明法中学・高等学校の早川哲生先生(教頭・入試広報部長・中学部長)](https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2022/08/en_educational-information_221004-01_2.jpg)
明大中野 佐々木先生:
生徒と接する中で、本校を選んだ理由に言及することがあるのですが、部活動で学校を選んだという声も多いですね。男子校は身長などの容姿を気にしなくてもよい点も、安心感につながっていると聞きます。一度は男子校に入学したことを自問自答しながらも、最後には別学の環境に満足している生徒たちがほとんどだと感じます。
![明治大学付属中野中学・高等学校の佐々木孝彦先生(入試広報委員長)](https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2022/08/en_educational-information_221004-01_3.jpg)
本郷 横尾先生:
個別相談会ではお母さまが理路整然とお話するのに比べて、受験生は口下手なところが目立つようです。また、本校を志望する生徒は一芸に秀でているといった特徴があり、いわゆるオタク気質でもあります。卒業生に著名な漫画家、ファッションデザイナーやアーティストなど優れた感性で活躍する方が多いのは、別学で過ごした自由な環境が影響していると考えられます。
![本郷中学校・高等学校の横尾朗大先生(国語科教諭・応援団監督)](https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2022/08/en_educational-information_221004-01_4.jpg)
獨協 古池先生:
男子の成長過程は個々で大きく異なるとともに、どちらかと申せば、段階的成長よりも、何かを「きっかけ」に飛躍的成長を遂げる傾向が強いと感じています。その「きっかけ」がたくさん用意されているのが男子校の特徴でもあります。また、男子校は個々の価値観を尊重し合える雰囲気に溢れている場でもあります。日々のびのびと、笑顔で過ごしてくれています。
![獨協中学校・獨協高等学校の古池俊明先生(入試室副室長・芸術科主任)](https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2022/08/en_educational-information_221004-01_5.jpg)
佼成 南井先生:
男子の中には幼い頃から負けず嫌いな気持ちや周囲と比べられたくないといった自尊心が強い性格の子もいるかと思います。精神的に早熟な女子がいる共学校よりも、本当の意味で自分に合った過ごし方のできる男子校を選ぶ生徒がいることに同感です。