地方に在住しながらのトップ校受験は不安を抱えながらの取り組みに
こうして、都内から地方の受験生へ、オンライン家庭教師サービスの骨格ができたところで次に着手したのが賛同メンバーを集めること。その中で出会ったのが松友さんでした。地元愛媛の進学校に通う高校1年生の松友さんとは、友だちからの紹介で知り合ったのだそうです。
松友さん自身、現在通学している中高一貫校以外にも、東京や関西のトップ校を受けた経験がありました。しかし、愛媛に住みながらトップクラスの進学校に向けた受験勉強をするには、学習環境の面で常に不安を抱えていたと語ります。
「地元で大手塾に在籍していましたがトップ校向けのクラスがなく、東京の校舎からトップ校向け授業のビデオを送ってもらって自宅で勉強していました。でも質問できる先生がいないので、疑問に思ったことが解消できない不安があったんです。なんとか教えてくれる個人塾を探して受験に臨みました」
地方と都会では、塾で教えられる内容にも差があることを痛切に感じたという松友さん。そんな経験があったからこそ、困っている地方の子どもたちの不安や、疑問点を解消したいというファーストペンギンの理念に賛同したのだそうです。