国際社会で活躍する若者を育成する「ラウンドスクエア」とは?
加えて、グローバル教育として最近注目を集めるのが「ラウンドスクエア」です。ラウンドスクエアとは、次世代の国際的リーダーの育成を目的として設立された、世界50カ国180校以上のメンバー校からなる国際規模の私立学校連盟のことを言います。ラウンドスクエアでは、「国際理解」、「民主主義の精神」、「環境問題に対する意識」、「冒険心」、「リーダーシップ」、「奉仕の精神」の6つ理念を掲げ、それらを体現するために国際交流や奉仕活動に取り組む活動を行っています。
現在ラウンドスクエアに加盟している首都圏の私立中高一貫校は、啓明学園中学校高等学校、工学院大学附属中学校・高等学校、玉川学園中学部・高等部、八雲学園中学校高等学校の4校です。
(※インターエデュ調べ)
加盟の認定を受けるには審査があり、建学の精神や学校の活動がラウンドスクエアの理念に合致していることが条件となります。よって、これらの学校は国際的に認められた学校と言えます。
ラウンドスクエア主催で毎年開催される「ラウンドスクエア国際会議」では、各国加盟校の生徒が参加し、環境や国際問題などをテーマにしたディスカッションや研究発表、ボランティア活動を行います。その会議に参加した生徒にとって、国際舞台での実体験は今後の人生の糧になるでしょうし、参加した生徒が持ち帰った経験は、他の生徒にも刺激となることでしょう。海外大学への直接的な切符にはなりませんが、グローバルに活躍する素地がこういった学校で育まれるのではないでしょうか。