【栄光学園】スパゲッティとブカティーニから導き出す力の作用問題
栄光学園の理科は、大問1から最後の大問3まで一貫してスパゲッティとブカティーニ(スパゲッティより太いストロー状のパスタ)をもとに出題されました。その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
大問3はスパゲッティの太さや長さ、強さの関係を問う問題。問2では4種類の太さ、長さが違うスパゲッティの折れる力を計測した結果から、直径1.85mmのスパゲッティは直径1.68mmのスパゲッティと比べて折れる力は何倍なのかを問うものでした。
続く各設問はこういった実験結果をもとに考察するような問題が続き、最後の問題で、これまでの実験結果をまとめるような形で、穴埋め式の問題が出題されてました。
ブカティーニという見慣れない食材が問題になっていることで、戸惑ったお子さんもいたことでしょう。また、最初に植物や栄養素の問題は出てきたものの、中学入試に頻出されるような問題はありません。
しかし、順を追って問題を解いていくと、まるで解きながら学んでいるかのような構成です。最後の問題が解き終わると、まるで一つの調査論文を作り上げるような感じがしました。
(※解答は「栄光学園2020年度の理科解答」にあります)