【駒場東邦中学校】ダイバーシティで必要な他者を知る力
駒場東邦中学校の社会の問8は、問題の最初に記載されている長文にある「外国から日本にきた人が、出身国の文化や習慣のちがいで、とまどうこともあるかもしれません」という内容を踏まえた問題です。今や学校もダイバーシティ。外国から来た子どもたちが、日本の子どもたちと同じように楽しく学校生活を送れるよう、大人だけでなく子どもも異文化を深く理解しることは大事ですね。そういったメッセージも感じられた問題でした。
サウジアラビアからみたヨシオ君はイスラム教徒です。イスラム教では飲食において厳格な決まりがあり、豚やアルコールが禁止されていること、イスラム教徒が1日5回の礼拝が義務付けられていることは、中学受験生であれば知っていることと思います。
そういったイスラム教に関する知識を踏まえたのが「サウジアラビアと日本の小学校の時間割や給食献立をもとに、言葉のちがい以外で2つ具体的に説明しなさい」という問いです。一つは食事に関することだと容易に想像できますが、もう一つはちょっと難しかったかもしれません。
(※解答は「駒場東邦中学校2020年度の社会解答」にあります。)