難関大学の現役合格率が高い男子校・女子校の中学入試実質倍率と合格平均点

2020年の中学入試が終わり、各学校では今年の入試結果を公表しています。そこで、1月31日公開の「難関大学の現役合格率が高い男子校・女子校の中学入試倍率速報!」で取り上げた各学校の実際の受験者数・合格者数(実質倍率)と合格者の平均点をまとめました。

世田谷学園が大幅に受験者数を伸ばす

男子校中学入試実質倍率および合格者平均得点

学校名 入試日 受験者数 合格者数 実倍率 合格者平均
総合点 総合得点率 国語 算数 社会 理科
浅野 2月3日 1573人 636人 2.47 254.8点 63.7% 68.6点 77点 54.5点 54.7点
海城 2月1日 472人 167人 2.83 269点 67.3% 76.5点 88.5点 51.7点 52.4点
攻玉社 2月1日
2月1日 432人 188人 2.30 206.3点 58.9% 58.6点 67.1点 42.5点 38.2点
城北 2月1日 410人 135人 3.04 226点 66.5% 54点 78点 51点 43点
逗子開成 2月1日 450人 210人 2.14 341.6点 68.3% 91.4点 113.1点 71点 66.1点
世田谷学園 2月1日 316人 80人 3.95 198.7点 66.2% 80.3点 53.9点 36.4点 28.2点
聖光学院 2月2日 697人 231人 3.02 366.3点 73.3% 103.8点 107.1点 70.9点 84.4点
東京都市大付属 2月1日 429人 177人 2.42
本郷 2月1日 452人 166人 2.72 212.8点 60.8% 52点 68.1点 43.7点 48.9点

出願倍率が高かった学校の実質倍率を見ると、浅野中学校は出願倍率7.00倍に対し実質倍率は2.47倍、東京都市大付属中学校は7.11倍に対し2.42倍です。実質倍率が下がったのは、浅野中学校においては、試験日が2月3日のため2月1日、2日で合格した受験生が受けなかったこと、東京都市大付属中学校に関しては、当日までWeb出願を受け付けていることなどが影響していると考えられます。

このように実質倍率は落ち着く学校がある一方で、世田谷学園中学校は今年、出願倍率が5.93倍、実質倍率も3.95となり、受験者数は昨年の223人に対し316人と大幅に受験者数が増加し、かなり厳しい受験となりました。

合格平均点に関しては、2019年と比較し大幅な変動は見られませんでした。