偏差値を見る時は男女混合のものではなく、女子だけを見る
エデュ:中学受験、特に終盤になってきますと、学校、塾、宿題ともう子どもの生活じゃないなと思うくらいの量をこなしますよね。鷗友学園Cさんのように初めて中学受験を経験したような方は、力の抜き加減がわからないですよね。
吉祥女子中Bさん:そうですね。あと男子は最後にすごい伸びるのですが、女子は成績が落ちるといった逆転が起きます。
4年の頃までは成績は上で優位なんです。なので偏差値を見る時は男女混合のではなく、女子だけを見るほうがいいです。6年生になって大体みんな下がりますけど、女子はみんな下がってますから大丈夫です!
鷗友学園女子中Cさん:そう、こんなにがんばっているのに、偏差値がなかなか上がらないんですよね。どのくらいやれば上がるんだろうと思って、すごいジレンマでしたね。
吉祥女子中Bさん:女子は“細く長く”ですね。コツコツと怠らないこと。
鷗友学園女子中Cさん:それと先ほどBさんがおっしゃっていた息抜きの場所は割と大事かもしれないです。それが学校であってもいいと思うのですが、ただ友だちとおしゃべりする時間とか、それがモチベーションの一つになるかと。男の子は最後にガーッと一気呵成にできても女の子は体力勝負で負けちゃうし。
あと塾の先生もおっしゃっていたのは、女の子は友だち関係が大事。塾も友だちがいるから行きたいというのがすごくある。
吉祥女子中Bさん:うちもクラスが上がるのに「○○ちゃんと一緒で下のクラスがいい」とか。成績のために行ってるのではなく、友だちと一緒に授業を受けたくて行ってるような感じで、みんなで受かると信じている。そこにいるのはライバルだよ、って感覚がないんです。でもそのほうが安定はしますよね。友だちとの関係がうまくいっているとやはり落ち着いてできるし、何かちょっとトラブルがあると勉強が手に付かなくなっちゃいますからね。
学校には直前まで出席。小学校中心の生活は変えない。
エデュ:息抜きの場としての学校、というお話が出ましたが、1月は受験に備えてお休みされる方も多いと聞きます。みなさんはいかがでしたか。
吉祥女子中Bさん:うちは1日も休まなかったです。
横浜共立学園高Aさん:Bさんと同じように、小学校を中心とした生活は変えたくないと考えていましたので、うちは受験前日まで登校しました。
これは女子校に限っての話ではないと思いますが、中学に入学後、簡単に小学校を休んでしまっていたご家庭のお子さんの場合、中学でも同じように休んでしまって、そのまま退学されてしまう姿を見ることもありました。あまり安易に欠席してしまうのは考えるべきだと思いますね。
鷗友学園女子中Cさん:うちは最終週だけ休みました。偶然インフルエンザで学級閉鎖と重なったのですが、始業式から来てない人もいました。結果的に休んだから大成功という人はいるとは思うんですが、それが功を奏しているのかは正直わからないですね。
エデュ:インフルエンザで学級閉鎖という話も出ましたが、どうしても季節性の病気も心配になりますよね。健康面で気を付けられていたことや、持っていて良かった対策グッズなどありますか。
吉祥女子中Bさん:私自身、今も使ってるんですが、首から下げるタイプの除菌用品です。ネームホルダーのような形で、お友だちがみんな下げてきているから私もと。
鷗友学園女子中Cさん:娘は割とマスクを付けているのが好きなタイプで、女の子は最近多いですよね。予防というより寒さ対策も含め、安心感があるようです。温かいし、なんか落ち着くみたいですね。