【座談会】女子校ママたちが語る~母と娘の女子校ガールズライフ(後編)(4ページ目)

説明会は大切。面接がある学校を志望するなら普段の言葉づかいにも留意

説明会は大切。面接がある学校を志望するなら普段の言葉づかいにも留意

エデュ:では最後に女子校希望の受験生保護者の方に改めて、アドバイスをいただけますか。

横浜共立学園高Aさん:面接がある学校を受けられる方もいると思います。うちの場合、受験した学校はすべて面接があったので、普段からご家庭でも言葉づかいや所作は気を付けてあげるとお嬢様も戸惑いは少ないと思います。学校によっては保護者同伴の面接もありますので、それについてはお父様もお母様も同じではないでしょうか。

また娘の時ですが、「保護者はどちらか一人」という親子面接に、お2人で来ていらしたご家庭がありました。そのご家庭は残念な結果でしたので、学校の求めることをきちんと汲み取ることも必要だと思います。

吉祥女子中Bさん:やはり女子校はのびのびしているのがすごくいいと思います。そしてどの子にも居場所があるのも大きい。吉祥女子はすごく元気な学校と思われてますが、読書好きな子はずっと本を読んでいるし、そういう子がいても何も変に思わない。お互いの個を認めあうような環境というか風潮があるので、誰にでも居場所があり、いろんな分野で輝けるところがあるというのが大きいんじゃないかと思います。

鷗友学園女子中Cさん:鷗友は1年生で生物分野を全部やってしまいます。なぜなら女の子は概念で物を捉えることがなかなかできないらしいんですね。だからどうしても算数に苦手意識があるそうです。そのため、文章や事実に対しての理解が早く、その後、概念だとか、見えない物に対する想像力が育つ。鷗友はそういった女子の脳の成長段階をよくわかっているので、最初に生物で目に見える物で実験などを毎週やっていくそうです。それをしているからこそ、女子校は理系女子がすごく多いんだと思います。

吉祥女子中Bさん:ですね。うちの学校も多いと思う。

鷗友学園女子中Cさん:あと体育祭は学年対抗。横割りなんです。中1が中2に勝てるわけがないんですけど、女子は横のつながりで力を合わせて何かに取り組むというのに長けている。出し抜くというより、みんなで力を合わせて上の学年を倒す!みたいな(笑)。そういうところ男女は違いますね。

女子校の説明会に行くと、男女の違い、女子の特性など理論立てて説明してくれるので、説明会には絶対行ったほうがいいと思います。

エデュ:女の子の特性を研究し続けた女子校ならではの教育環境について、みなさんのお話から大変よくわかりました。女子校か共学かで悩んでいる読者の方々の参考になったと思います。

本日はありがとうございました。

【座談会】女子校ママたちが語る~母と娘の女子校ガールズライフ(前編)