中学受験に失敗する理由とは? 先輩たちの体験談(2ページ目)

中学受験で失敗しないためには?

試験会場でどう行動するかを具体的に教える

不合格になる理由として「緊張」を挙げましたが、どんなに本番に強いお子さまであっても、まったく経験もしたこともない「入試本番」というプレッシャーは相当なものです。本来の実力を出すためにはどうしたらよいのでしょうか。
具体策として、当日にやるべきことをメモとして渡すというアドバイスがありました。

実質倍率2倍なら、半分が落ちる。模試の合格率が80%越えていても模試は模試。所詮12歳の成長期の子供がする事だから、緊張したり、パニックになれば普段の実力なんて出やしない。(中略)受験を控えている方は、以下のことをルーチンとさせ「紙に書いて」子供に渡してください。我が家は数年前に実践して、子供が一番ためになったと言ってくれました。

1、席についたら教室を一回り見てからトイレに行こう。緊張するのはみんな同じ。

2、トイレで深呼吸をしよう。窓の外を見て深呼吸をしよう。

3、トイレから戻ったら軽く首や肩をほぐして、もう一度深呼吸をしよう。

4、試験の開始時間と終了時間を確認しよう。(学校や科目で異なるから間違う人がいる)

5、先ずは受験番号と名前を落ち着いて書こう。(緊張で忘れる人もいるらしい)

6、終了時刻を表紙に書こう。

7、先ずは全体を見て、出来る問題からやろう。

8、難しいと思った問題は後回し。易しそうな問題も難しそうな問題も1点は1点。出来そうな問題からやろう。

9、難しい問題や見たことがない問題が出るのは当たり前。自分が難しいと感じたら皆が難しいと感じているから、絶対に焦らないこと。

10、残り時間が少なくなったら、出来そうな問題をやろう。みんな苦しんでいるのは一緒。最後まで諦めないこと。

11、余裕があれば見直しを。

12、鉛筆や消しゴムが落ちたら手を上げて拾ってもらえば良い。(これでパニックになる子もいる)

13、終わった教科は忘れて、気持ちを切り替えてトイレで深呼吸。友達がいても、試験の話はしないこと。

14、この紙をまた読んで次の教科の準備をしよう。

頑張れ12歳の勇者達。
【投稿者: ひとこと言わせて】

この日のために頑張ってきたお子さまのため、親としてできる限りのことをやり、結果を受け止める。中学受験にはそういった冷静さと心構えが大切です。

続いては、想像したくもない残念な結果が続いたときのアドバイスです。