子どもが受験を諦めたくないという気持ちがあったら、受かるまで受け続ける
中学受験を失敗だと思い、お子さんが自己肯定感を持てずにいると、その後の人生にも大きな影響を及ぼします。中学受験での体験を成功体験にすることも親の重要な役目です。 毎年掲示板では「全落ち」というワードが飛び交います。
どこにも受からなかった…ということは本人だけでなく、ご家族にとってもつらいことです。その中で、1校でも受かることが大事、ということを伝えてくれた投稿もありました。
(志望校に)全落ちした方も、もしお子さんが受けたいと言うなら受けさせてあげてはどうでしょうか。
うちも初めは落ちたら公立などと言っていましたが、個別で見てもらっていた別の塾の先生は、
「全落ちしたら今までやってきたことが全て無駄になり、子どもの自己肯定感も損なわれ、良い方向にはいかない。受かってさえいたら行かないのは自由だし、全落ちしてどこにもいけないという負の感情で公立に行くより、受かったけど行かなかったという気持ちで公立に行ったほうがその後3年間の方向性が違う」
と言っていて、はっとしました。
【投稿者: いまいるところで咲きなさい】
中学受験を「合格・不合格」で考えない
さらに、そもそも中学受験を合格、不合格で考えるから失敗したと思ってしまう、中学受験への取り組み方そのものに目を向けることが大切と指摘した投稿もありました。
私は、中学受験の良し悪しは、はじめの受験校に無事行きつけたか?(※補足:入試当日を迎えられたか)これで9割方良かった、成功と言えると思っています。マラソンレースのスタートラインに立てたかどうか。2年間3年間と学習、受験勉強、テスト模試、季節講習や通塾、結果としての子供の学力親子で把握、最後は志望校対策、併願対策、食事生活、健康管理。こんなこと、ご家庭なりにやってきた結果、受験を迎えられたなら良しです。
合否だけで、成功失敗としたら親子でうかばれません。200人の合格出すところで500人受けに来たら、100番目の受験生と300番目までの受験生はどの学校でもわずかの差のことが多いです、10-20点の差。4科目通じて1問2問の出来の差、これはわからないものです。
毎年これは同じことなので、対策としてもう10点20点あげる対策、10点20点落とさない対策、この積み重ねが最後は運を引き寄せる、などなどみんな考えますが、それでも12歳のやることですのでどこまで出来るかわかりません。折り込み済みで見て、受験に臨んだ2-3年の評価が成功か失敗かでしょう。
【投稿者: バラード」
中学受験とは、子どもを理想の学校に入れることだと思い、受験生活をスタートさせるご家庭が大半だと思います。しかし受験が終わってみると、それ以上の価値があることに気づくはずです。もしかしたら「不合格」を経験したご家庭にこそ、中学受験の本質が見えてくるのかもしれません。