受験対策を見直す家庭が4割強に。在宅する親の増加で家庭学習時間を増やす傾向
このような中で、中学受験対策を見直したご家庭はどのくらいあるのでしょうか。
「新型コロナウイルスの影響を受けて、中学受験対策を変えましたか。」という質問では、「変えた」という回答が43%、「変えていない」が57%でした。
![表2](https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2020/12/en_enquete_200521_02_01.png)
「変えていない」というご家庭が過半数を占める一方で、4割以上のご家庭では中学受験対策を変えた、もしくは変えることを考えているようです。
そこで「変えた」と回答した方を対象に、具体的にどのように変えたのかも聞いてみました。すると、「自宅学習の時間を増やした」が39%、「新しい学習ツール(学習アプリなど)を使うようになった」が22%、「親が教えるようにした」が19%でした。「親が教えるようにした」と回答した方の中には、「在宅勤務となり教える時間ができたから」という回答も目立ちました。
![表3](https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2020/12/en_enquete_200521_03_02.png)
「その他」を選択した方の中には、
●中学受験対策をどう変えた?
「本当に中学受験をする気があるか、一から話し合いをした。」
「2月から近場の進学塾に通わせようと考えていたが、新型コロナの影響で入塾を断念。休校を機に遠方の塾のWebコースを始めた。」
という回答が見られました。
イレギュラーな通塾スタイルが続く中、各家庭で対策を模索している様子が見て取れました。
模試が行われないことへの不安、受験が通常通り行われるかという心配の声も
次に、「新型コロナウイルスの影響で中学受験をすることに気になること、心配ごとはありますか」という質問では「子どもの学力低下」18%、「子どものやる気」「志望校の情報収集」が共に17%、「他のご家庭の学習状況」が14%、「塾の費用」が13%…と続きました。
![表4](https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2020/12/en_enquete_200521_04_01.png)
心配なこととしては、
●コロナ禍での中学受験で不安なことは?
「模試が自宅受験となり、(成績など)子どもの正確な位置がつかめていないこと。志望校の教室を借りての模試ができなくなっているので、試験に慣れずに本番が来てしまいそう。」
「果たして、来年の1月、2月に入試が行われるのか。行われるとしても、例年どおりの形式で行われるのかどうか。」
といった、受験そのものへの不安も複数寄せられました。
一方で「家庭で集中して勉強するほうが、学校でまわりのペースに合わせて勉強するより余程効率的で良いと感じている。」と、現状を肯定する声も寄せられました。