学校休校中の家庭学習ママたちの本音座談会!学校の代わりに親が教える中で気づいたこととは?(2ページ目)

学校の課題の指示が“保護者向け”? 1人での学習は難しく親のサポートが必須

1人での学習は難しく親のサポートが必須

エデュナビ:(以下、エデュ) 休校になってから2か月以上になりますが、家庭での学習について悩んでいること、困っていることについてお聞かせください。

小2男子ママA 小2男子ママAさん: まだ2年生になったばかりなので、1人では全然学習ができないことです。休みも長くなるにつれだんだんと甘えも出てきて緊張感もなくなり、目を離すとすぐに違うことをやってしまう。「やりなさい!」と言っても「嫌だ、テレビ見る」と反抗するようになってきて…。

それと親が教えるとつい「これくらいできるでしょう?」という厳しい目線で指摘してしまう。毎日のことで自分のイライラも重なり、きつい口調になってしまいます。親子関係が崩れたら嫌だなというのが今一番の悩みですね。

小3女子ママB 小3女子ママBさん: 3年生になりましたので、できるだけ自主的に任せたいなと思っているのですが、結構私主導で学習を進めてしまっていますね。

小5女子ママC 小5女子ママCさん: うちは大きく2つあります。
ひとつは、私がフルタイムで仕事をしていまして、3月からテレワークになったのですが、子どもがちょっとした質問でも聞きにくること。自分の部屋で勉強していますが、親がいると、どうしても来てしまってビデオ会議に映り込んでしまったことも。

もうひとつは塾と学校の課題の両立です。塾の授業と宿題というやるべきことがある中で、学校の宿題もあり、時間的にきびしい。それが、子どもを追い込んでいるような感じがして、私もですが、両立の不安があるような感じです。単純に時間が足りないです。

エデュ: どうしてもお母さま方の手が必要なんですね。また今回は新学年になってからも休校が続いたので、その点でも大変だったのでは?

小5女子ママC 小5女子ママCさん: そうなんです。特にこれまで習っていない新しい単元では、教科書を読んで自分で問題を解くというのもできないですし、親が教えるのも難しいですね。それに学校からの指示が結構親向けなんですよ。

なので、子どもが聞きにきたりすると、仕事もあるので、「5分待って」「5分経ったらいいよ」と、時間を決めて見るようにはしています。

小3女子ママB 小3女子ママBさん: うちも同じです。教科書を見ながら解いていくプリント課題は、よく読み込まないとわからないような問題もあったり、漢字は間違ったまま練習しないかどうか確認しないといけなかったりしますね。

小2男子ママA 小2男子ママAさん: 基本的に手が離せるのは、漢字の書き取りとか、単純な計算問題。また簡単な工作の課題が出ていて、材料を一緒に揃えれば、あとは自分で黙々とやってくれています。でも算数の文章問題となると、やはりまだ子どもが詰まってしまって、リビングで私がすぐ見られる環境でやっています。

edu’s point

どの学年でも保護者のサポートは必須という現状が見えてきました。特にまだ習っていない新しい単元は保護者が先生に代わって教える必要があり、みなさん困惑している様子。また、学校からの課題の指示の内容が、子どもが1人で読んで理解できる内容ではなく、保護者がサポートせざるを得ないという状況のようでした。