ニックネーム | スカンジナビア さん |
お住まい | 東京都 |
お子さまの性別 | 男子 |
出願校数 | 6校 |
受験校数 | 6校 |
Q. 中学受験で最も悩んだことは何ですか?
①子どもの友人との関係
小学校入学時より、周りのお友だちと波長が合わなかったそうです。中学受験は考えていなかったのですが、6年の夏休みに、「周りの子と同じ中学に進学したくない、どうしても受験をしたい」と言われました。
それまで受験塾に通っていたわけではなく、受験することが周囲に知れると、毎日嫌がらせをされるようになったようです。
どこを受けるのかしつこく聞かれたり、どこにも受からないと嫌味を言われたようですが、それがかえって本人には受験合格の意思を強くする要因になったようで、なんとか合格することが出来ました。
②習い事との両立
スポーツ系の習い事をしており、3年生の頃よりレギュラー、地区代表となりお休みもあまりありませんでした。責任感の強い子でしたので、結局最後の大きな大会がある1月まで練習に参加しました。
どうしても地元の中学生に進学したくないのであれば、親としても勉強の時間を取りたいところでしたが、本人の考えを尊重しました。
その分、勉強の時間はあまり取れませんでしたが、自分でスケジュールをきっちり立ててこなしていたので、短期集中効果があったように思います。
Q. 第一志望の入試日前日から当日、合格発表までのお子さま、ご自身の様子を教えてください
急遽受験を決めたので、幅広い偏差値帯でいろいろ出願しました。なので、どうしてもここが第一志望というのはなかったのですが、本人的には経済的負担の少ない国立を第一に据えてくれていたようです。
もともと寡黙であまり感情が表に出ないタイプなのですが、1月31日の夜は、いよいよだ!と若干興奮しているかなと思いました。
早めに一つ合格して、地元中学に進学しなくても良くなったのは気持ち的にも楽になったようです。
とはいえ、初日に受験した憧れ校についで、抑えに考えていた学校で不合格となり、3日目の国立は緊張のあまり、問題を1ページ飛ばしてしまうというミスがありました。
国立の受験には面接もありましたので、襟付きの白ポロシャツに紺色のセーターで行きました。
合格発表は掲示でしたので、一緒に見に行きました。
不合格で、がっかりしていたと思いますが、原因もわかっているので仕方がないと気持ちを切り替えていました。
翌日にはチャレンジ校の受験を予定していましたが、ここでうまく切り替え出来たようで良い結果が出せました。
Q. 中学受験を振り返ってこうしたほうがよかった点も含めて、これから中学受験をするご家庭にメッセージをお願いします
子どもの気持ちを尊重して、自主性に任せて良かったと思います。
ただ、受験したいとなった時に始めても、なかなか成果が出るまでには時間がかかるので、基礎学力の積み上げは低学年の頃からしておかなくてはならないと感じました。
受験勉強のスタートが6年の夏休みからでしたので、大手の塾はどこも受け入れてくれませんでしたが、近くの個別塾の先生が引き受けてくださり、算数だけですが、受験に出る最低限の項目を選んでくださったことが大きいと思います。
国語と社会は自分でスケジュールを組んで独学でやっていましたが、算数はやはりスケジュールを立てていただいたことで目標が明確になりました。
最後、ぐっと偏差値も伸びて憧れ校も射程距離に入るようになりましたが、そこは過去問研究が追いついておらず惜しかったと感じています。
もう一つ合格をもらったチャレンジ校は、さらっとやった過去問との相性も良かったので、早くから過去問研究をしておく必要を痛感しました。
当日は、水筒に温かい紅茶を入れて持って行きました。面接もある学校ばかりでしたので、待ち時間に自作のまとめノートや、問題集などを眺めてお茶を飲んだそうです。