そこで今回は、英語入試はどんな試験内容なのか、どういった力が求められているのかをお伝えします。英語入試を実施している女子中高一貫校の一覧も必見です!
中学受験での英語入試とは?
以前から帰国生が私立中学を受験する際に、英語入試が行われるというケースはありました。
しかし、2014年頃から帰国生だけではなく、一般入試の試験科目にも英語を取り入れる学校が出てきました。
英語入試の内容に関しては、大きく、
・2教科+英検等の資格(当日に英語の試験はない)の試験
・4教科型、2教科型でたとえば国語+英語など英語を選択できる試験
・英語のみの試験
3つのパターンがあります。
では、英語入試で求められる英語のレベルはどの程度なのでしょうか。
学校によって異なりますが、英検4級程度から英検2級の高いレベルまでさまざまです。
また、英検3級~2級以上の資格を取得している受験生に、特待生制度を適用する中学校もあります。
英語入試の内容は?
英語入試ではどのような問題が出題されるのでしょうか。
主には、GrammarやReadingの力をみる選択式の問題と、単語を書かせるWritingの問題が多く、英語4技能の力を試す試験においては、Listeningと面接でのSpeaking試験が加わることもあります。
いくつかの英語入試の内容を見てみましょう。
4技能型とうたっているように、Listening・Readingに加え、2020年入試からはWritingを導入し、Speakingに関しては、従来日本人教師による英語面接が、2021年入試からはネイティブ教員が対応することになりました。英語のレベルは英検4級~3級が要求されます。加えて、600文字~800文字の日本語の作文もあります。
筆記試験として、Listening(25分)、Reading・Writing (25分)があり、その後口頭試問として、Speaking(10分)+日本語面接(5分)があります。
英語のスピーチ映像を見た後に、その内容に関する選択式問題と英作文のペーパーテストがあります。加えて、英語面接が行われます。
出願資格は、英検3級以上取得、またはそれに準ずる能力となっています。2021年入試では、新型コロナウイルス対策として「オンライン入試」を予定しています。内容は、英語を用いてのコミュニケーション力をみる面接試験(10分程度)となります。