受験校数は、3~5校が全体の約6割
2021年に中学受験をするご家庭に「何校を受験予定ですか?」という設問で、インターエデュ独自のアンケートを実施しました(実施期間:2020年11月10日~12月3日、回答数757)。
結果は、「5校」が21.5%、「3校」が20.3%、「4校」が19.6%となりました。
過去のアンケート結果も見てみましょう。
2010年では3校が最も多く、2016年では3校、4校が多い結果となっています。
受験校数は果たして増えているのでしょうか? 森上教育研究所の森上展安先生にうかがいました。
森上先生:受験校数は、中学受験者数と関係があります。2008年のリーマンショック後に中学受験者数が減少し、最も減ったのが2015年。そこから受験者数は年々上昇し、2020年にリーマンショック以前の受験者数にほぼ戻りました。
中学受験人口が増えれば、競争も高まります。ご家庭の経済事情もよくなり、たくさん受けるという傾向に。ここ2、3年は、平均で見ると受験校数はおおよそ6校です。
2020年入試で6校だったのが、2021年入試では5校、4校に減少するといった傾向になると思われます。
やはり、新型コロナウイルスの感染防止が理由です。
2月1日が本命の受験家庭で言うと、いわゆるお試しと言われる1月校を1校減らす、または2月1日、2日の午後入試を受けない、または2月4日以降はチャレンジをしない、という形で調整をするのではないでしょうか。
2021年に中学受験をするご家庭からも、インターエデュ掲示板で以下のような声が上がっています。
わが家は今のところ、1月が2〜3校、2月が4〜5校ぐらいかな…というところです。2/1、2/2をダブルにするべきかどうか…悩みます…。
(投稿者: 「出願」さん)
1月校の受験は1回で良いかなと思っています。いろんな学校を受験してコロナやインフルにかかったら元も子もないですし。以前は2校以上受けようと思っていましたが。
とにかく、受ける学校は最小限にしようと思います。
(投稿者: 「コロナの影響もあって」さん)
受験校ですが、
プラン1
1月校:通うのは難しい距離
1日:持ち偏差ちょうど、
1日:午後算数1科?持ち偏差マイナス5弱
2日:持ち偏差ちょうど、本人熱望校
3日:持ち偏差マイナス5ぐらい
プラン2
1月校:コロナリスク考えて受けない
1日:持ち偏差マイナス5ぐらい
2日:持ち偏差ちょうど、本人熱望校
3日:持ち偏差マイナス5ぐらい
1月は感染リスクがとにかく心配なんです。1月半ばに罹患したら、と思うと、悲しすぎます。
なので、1月受験はやめて、2月1日午前は、押さえ校かつ練習校?精神安定材料?にするプラン2が可能性高いです。本命の2日校を、ベストな状態で無事に受けられることを、最優先にと思っています。
(投稿者: 「読めない」さん)
2021年の中学入試は例年と異なる部分で、より一層慎重に受験校を選ぶ傾向にあります。悔いが残らないように考え抜いて、一旦決めたら入試本番まで走り続ける覚悟が必要ですね。
参照掲示板:
【5740008】6年アルファの広場【2020年度】
直前期の対策&応援メッセージ公開中
「中学受験速報2021」がスタートしました!
今年の受験生だけでなく、来年以降の受験家庭にも役立つ情報を充実させた「中学受験速報2021」。
第1弾企画は「受験生&保護者への応援メッセージ」。
11の先生と塾から動画と記事でお届けする応援メッセージ。直前期の今から当日の過ごし方、気をつけたいポイントなど先生からのアドバイスは必見です。
お悩みQ&Aでおなじみの安浪京子先生と小川大介先生からのメッセージもお見逃しなく!