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【中学受験速報2021】一次検査の倍率が10倍!? 千葉公立中高一貫校の入試情報

更新2021.1.27

千葉県の公立中高一貫校は、県立が2校、千葉市立が1校の合計3校のみです。さらに募集人数が少ないこともあり競争率が高い受検となっています。さらに県立の2校では、一次検査、二次検査の上、入学者を決定する特殊事情もあります。2021年の入試情報から、千葉の公立中高一貫校の受検事情を詳しく見ていきましょう。

千葉公立中高一貫3校の入試日程と検査内容

学校名 出願期間 一次検査 一次検査発表 二次検査 二次検査発表
千葉県立
千葉中学校
11月16~18日 12月5日 12月17日 1月24日 2月1日
千葉県立
東葛飾中学校
11月16~18日 12月5日 12月17日 1月24日 2月1日
千葉市立
稲毛高等学校
附属中学校
12月3日、4日 1月24日 2月1日 - -

インターエデュ調べ

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県立千葉、県立東葛飾では一次検査が12月5日と早い時期に行われます。

一次検査の内容は、与えられた文章や図・表等の資料を読み取り、課題をとらえ、解決に向けて筋道立てて考え、表現する力をみる「適性検査1-1」と、自然科学的・数理的な分野において、課題をとらえ、解決に向けて筋道立てて考え、表現する力をみる「適正検査1-2」となります。

二次検査では、課題を設定する力、資料等を活用する力、解決のために計画・実行する力、自分の考えや意見を筋道立てて表現する力をみる「適性検査2-1」と、聞き取った内容及び読み取った内容から、課題を明確にし、経験に基づき、自分の考えや意見を筋道立てて表現する力をみる「適性検査2-2」、さらに集団面接が行われます。(※2021年に関しては、新型コロナウイルス感染防止のため面接は中止)

千葉市立稲毛の検査は、県立の二次検査と同日の1月24日に行われます。内容は県立の一次検査と同様の「適性検査Ⅰ」と「適性検査Ⅱ」、さらに面接が行われます。(※2021年に関しては、新型コロナウイルス感染防止のため面接は中止)

千葉公立中高一貫校における入学者決定の流れは、東京都立中高一貫校と少々異なるようです。 続いて、2021年、2020年の受検倍率を見てみましょう。

千葉公立中高一貫3校の受検倍率

学校名 募集人員 2021年 2020年
一次検査
受検者数
一次検査
受検倍率
二次検査
受検者数
二次検査
受検倍率
一次検査
受検者数
一次検査
受検倍率
千葉県立
千葉中学校
男子 40 321 8.03 153 3.83 363 9.08
女子 40 275 6.88 151 3.78 349 8.73
合計 80 596 7.45 304 3.80 712 8.90
千葉県立
東葛飾中学校
男子 40 436 10.90 151 3.78 446 11.15
女子 40 383 9.58 148 3.70 413 10.33
合計 80 819 10.24 299 3.74 859 10.74
千葉市立
稲毛高等学校
附属中学校
男子 40 286 7.15 - - 267 6.68
女子 40 296 7.40 - - 359 8.98
合計 80 582 7.28 - - 626 7.83

千葉県、千葉市公表の集計結果をもとに、インターエデュにて作成

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県立千葉、県立東葛飾の一次検査の受検倍率、千葉市立稲毛の受検倍率は約7から10倍と高倍率です。
2021年の東京都立中高一貫10校の平均応募倍率は5.13なので、かなりの狭き門であることがわかります。

さらに県立千葉、県立東葛飾は、一次検査を突破できたとしても、二次検査も4倍近くと私立の中学受験並みです。こういった受検事情から、公立中高一貫校の受検者は私立校の併願も多いようです。

参照元

県立中学校入学者決定情報

千葉市立稲毛高等学校附属中学校の入学者選抜情報