一つのテーマから、歴史、地理、公民などの幅広い知識と思考力を問う麻布の社会。2018年は「感情」、2019年は「スポーツ」、2020年は「衣服」がテーマと、日常生活での身近な話題を取り上げていました。
2021年の入試は「食」。問題が大変ユニークで、SNSでも話題となっています。
2021年の入試は「食」。問題が大変ユニークで、SNSでも話題となっています。
受験生も忍び笑い⁉― 問題導入文に「麻布らしさ」が
麻布の社会は昼休憩後に行われます。昼食を取り、気合が入った受験生に問題への興味を掻き立てる文章が用意されていました。
楽しみながら問題を解いてほしい。そんな「麻布らしさ」が垣間見られる文章です。
文章に登場する麻布受験生の「ぼく」は、家族が魚屋を経営し、昔ながらの商店街に住んでいます。魚や海が大好きな「ぼく」は、魚を研究する生物学者を志しています。麻布の生物部の活動に興味をもち、今日の試験に臨んだ「ぼく」。導入文の最後の1文には『麻布の生物部に入るためにも、今はこの試験をがんばるしかない』とありました。
改めて受験の目的を思い出し、入試最後の社会に奮起した受験生もいたことでしょう。
ちなみに、麻布の生物部といえば、日本テレビ所属の桝太一アナウンサーが所属していた部活です。当時このような想いで受験していたのでしょうか…?