【第4回】男女御三家ママたちが語る! 受験終了後の2大お悩み「進学先をママ友にどう伝える?」「中学入学までにしておきたい勉強って?」(全4回)(2ページ目)

やっぱり気になる、友達の進学先。ママ友との情報交換はどうする?

エデュ:受験が終わって、わが子の進学先が決まると、塾や小学校の友達の進学先も気になりますよね。みなさんは、ママ友たちとどのように情報交換しましたか?

桜蔭中ママBさん:実は、塾で仲の良かったお友達の進学先は、不思議なことに、今でもよくわからないんです。子どもたちが模試を受ける間、仲の良いママたちとご飯を食べに行ったり、日頃からLINEで連絡を取り合ったりしていたんですけど、受験を終えた後、お互いに気を使ってか、一切連絡を取らなくなりました。塾では合格者の名前を貼り出していますが、実名を出している子と出していない子がいるので、「あの子は、ここに受かったんだろうな」と想像するしかなくて…。小学校のクラスでも、自分がどの学校を受験するとか、どこに行くことになったという会話はしないし、娘も積極的に聞く方ではないので、何となく知っている子もいるけれど…という程度です。中学に入学して、「同じ学校に誰々ちゃんがいた」というのがわかるくらいですね。

麻布・海城ママAさん:わが家では、仲がよかったママ友たちとは、以前から「結果が良くても悪くても、この日は飲もうね!」と決めていたので、受験後に親子で集まってご飯を食べました。そのときにやっとお互いの行き先が伝わった感じです。もちろん、親同士では、進学先を聞かれてもいないし、自分から言ってもいないけれど、子ども伝いに情報が広がったんでしょうね(笑)。また、塾の祝賀会のような催しがあり、そこではお互いの進学先がわかるんですが、塾が違う子の行き先は、ほとんどわからないまま。息子に「誰々くんは、どこに行っているの?」と聞いても、本人はあまり興味がないみたいで、「全然知らねえ」って(笑)。

広尾学園ママCさん:私の場合、戦友的なママ友たちとは「ここを受けた」「ここはダメだった」など情報を共有していましたが、ほかの子たちの情報はさっぱりわからなかったですね。お互いに「どこに進学するの?」と口に出しにくい雰囲気がありました。

エデュ:確かに、残念ながらどこの学校ともご縁がなかった子がいるかもしれないと考えると、無神経にたずねるのは躊躇しますよね。

広尾学園ママCさん:うちの子の小学校では毎年、受験終了の一週間後に保護者会があるんです。どこにもご縁をもらえなかった場合、ちょっと参加をためらうタイミングですよね。中には、「うちは残念だったけれど、区立中に進学して高校受験でまた頑張るよ~」なんて明るく報告してくれるママもいましたが……。親同士で「とりあえず、みんなお疲れ様~!」とお互いの健闘をたたえあったのを覚えています。その後、中学に入ってから、小学校時代の同窓会などに参加するうちに、少しずつ、みんなの進学先がわかってきましたね。