早慶・GMARCH大学付属校、内部進学率が高い学校は?(2ページ目)

学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の付属校内部進学率

学校種別 学校名 現役内部
進学者数
卒業生数 内部進学率 備考
男子校 学習院高等科 ※120 ※196 ※54% ※2020年実績
女子校 学習院女子高等科 125 192 65%  
男子校 明治大学付属中野高等学校 329 403 82% 明治大学内部推薦者の329名中、2名は国公立併願合格により国立大学に進学
共学校 明治大学付属明治高等学校 233 258 90%  
共学校 明治大学付属中野八王子高等学校 286 315 91% 併願制度により、1名国公立大学へ進学
共学校 青山学院高等部 ※342 ※396 ※86% ※2020年実績
男子校 立教池袋高等学校 128 136 94%  
男子校 立教新座高等学校 276 329 84%  
女子校 立教女学院高等学校 115 178 65%  
共学校 中央大学附属高等学校 341 387 88% 中央大学の内部推薦と他大学への併願受験が可能
共学校 中央大学附属横浜高等学校 229 317 72% 中央大学の内部推薦と他大学への併願受験が可能
共学校 法政大学高等学校 208 90%  
共学校 法政大学国際高等学校 235 289 81% 法政大学への推薦資格を保持したまま、他大学を自由に併願受験
共学校 法政大学第二高等学校 596 644 93%  

各学校の公式サイトよりインターエデュにて作成

立教池袋高等学校の内部進学率が94%法政大学第二高等学校93%と高い進学率です。
他大学への進学実績においては、立教池袋高等学校では136名の卒業生のうち8名が、法政大学第二高等学校では644名の卒業生のうち44名が他大学へ進学しています。

立教池袋高等学校の公式サイト(「進路について | 立教池袋中学校・高等学校」)によると、
他大学の受験のための授業や講座は基本的に設けていませんが、立教大学にはない学部への進学を希望する生徒のためのサポートを行っています。また、指定校推薦枠を活用して立教大学以外の大学に進学しています。

法政大学第二高等学校の公式サイト(「進学実績 | 法政大学第二中・高等学校」)においても、
「また多様な進路を開拓しようとする生徒を指導するシステムも確立しており、 国公立大学や他の私立大学にも進学しています。」
とあります。

内部進学率が高い両校においても、他大学への進学をサポートする体制が整っていますが、内部進学か他大学への進学かは、学部の希望を出す段階で決める必要があるようです。

一方で、内部進学の推薦資格を持ったまま他大学を併願できる高校もあります。

明治大学付属中野八王子高等学校には「国公立大学併願制度」があります。

公式サイト(「進路実績 | 明治大学付属中野八王子中学高等学校」)によると、
明治大学への推薦入学資格を獲得した上で、全国の国公立大学および省庁所管の7つの大学校(防衛大学校/防衛医科大学校/気象大学校/水産大学校/海上保安大学校/職業能力開発総合大学校/国立看護大学校)の一般受験に挑める制度
と記載があります。

中央大学附属高等学校では「他大学併願受験制度」があります。
中央大学への推薦資格を保持したまま、他大学を受験することができる制度です。

公式サイト(「高校から大学へ|進学・進路|中央大学附属中学校・高等学校」)には、
私立大学については中央大学にない学部・学科のみ受験することができます。国公立大学についてはいずれの学部・学科も受験することができます。本校は、そうした制度を利用して自らの将来を創造しようとする生徒をも支援していきます。
とあり、幅広く進路を選択できるような体制が整っています。

このように大学付属校それぞれに、内部進学率や他大学への受験における条件が異なっています。大学付属校であれば「エスカレーター方式」で内部進学が可能という視点だけでなく、推薦の条件や併願制度を詳しく見ていくことをおすすめします。