高校受験 併願校の選び方・受験パターンの組み方(3ページ目)

受験の順番を組み立てるのも“作戦”のうち

日程上可能であれば、安全校を最初に受験し合格を得ておくと、その後の第1志望校を受験する際にも気持ちに余裕が生まれます。
基本的な受験パターン例は以下の通りです。

基本的な受験パターン例

私立安全校A→私立安全校B→公立第1志望校

確実に受かる可能性がある安全校をあらかじめ複数受験するパターンです。受検日が遅い公立高校が本命の場合はこのパターンが組みやすいです。

私立安全校→私立実力相応校→私立挑戦校

挑戦校を最終目標として、1つ目に自分の実力で十分受かる安全校、2つ目に偏差値相応の高校を受験します。最初に安全校を受け合格することで、気持ちにも余裕が生まれます。

私立安全校→私立挑戦校(第1志望)→公立挑戦校(第1志望もしくは第2志望)

目標とする学校が2校あるけど、どちらもレベルが高く、どうしても決められない場合の併願パターンです。事前に偏差値等からみても確実に受かる安全校を受験し、合格してから挑戦校に臨みましょう。

公立高校が第1志望の場合は注意!

併願する私立高校に合格した場合、入学金の延納手続きが必要な学校もあります。公立高校の受検は私立の後に行われるので、合格を確保しておくためにも、一時金の納入が必要になることもあります。併願する私立高校においては募集要項等でその点もよく確認してください。

高校入試は組み立て方によって、合格の可能性を高めることができます。気になる高校については早めに募集要項を調べておき、準備しておきましょう。