ずばり!2022年中学入試での時事問題予想
受験校の過去問の社会が8割方できている、あるいは1問1答形式のテキストですべての単元が8割できるようになった受験生は、時事問題対策として、大手塾から出されている時事に関するテキストを1冊やれば十分。なじみやすいものを1冊選び、何冊も手を出さないことがポイントです。
![ずばり!2022年中学入試での時事問題予想](https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2021/10/en_juken_211101_02_01.jpg)
2022年の中学入試で押さえておきたい時事トピックを5つご紹介しましょう。
■衆議院議員総選挙
■岸田内閣誕生
■東京五輪
■SDGs
■世界遺産登録
購入したテキストから、最初にこちらの5つを選んで進めるのもよいでしょう。
「衆議院議員総選挙」のトピックには、内閣の仕組み、参議院と衆議院の違いといった公民の重要テーマが絡みます。「岸田内閣誕生」に関しては、自民党総裁選の流れをくむため、総選挙とは別トピックとして押さえておきたいところです。
「東京五輪」に関しては、1964年に開催された東京五輪と対比させて、その頃の戦後史も一緒に押さえておきましょう。
2015年9月の国連サミットで採択された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標である「SDGs」に関しては、SDGsの掲げる17のゴールを必ず一度は目を通した上で、理解を深めることがポイントです。
「世界遺産登録」については、2020年の開催予定分が、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となり、2021年に2020年の審議分と合わせて、第44回世界遺産委員会拡大会合としてオンラインにて開催されたという重要事項があります。
予想問題を解いてみよう!
エデュナビ読者向けに、実際に出題されそうな予想問題を考えてみました。
■予想問題 1
2021年10月4日に召集された【 ① 】国会において、第100代内閣総理大臣に【 ② 】が指名された。
■予想問題 2
インターネットなどの情報通信技術を活用し、場所や時間にとらわれない働き方を【 ① 】という。
また、2021年9月には、国や地方自治体のシステム化や行政サービスのオンライン化などのデジタル社会形成を推進する機関として【 ② 】庁が発足した。※それぞれカタカナで答えなさい。
■予想問題 3
2021年7月に日本で世界文化遺産として登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」に関連するのは、青森市の【 ① 】遺跡である。
★解答
予想問題 1 ①臨時 ②岸田文雄
予想問題 2 ①テレワーク(リモートワーク) ②デジタル
予想問題 3 ①三内丸山
過去問で苦戦されているご家庭は、今から勉強のやり方を見直しても遅くはありません。お子さまが今どのくらいの実力なのかをチェックし、お子さまの受験校に合った学習を進めていってください。
edu’s point
中学受験は4科の総合点で競い合います。算数・国語でこれから点数を上げていこうとすると時間をかける必要がありますが、社会はやった時間、覚えた分だけ得点につなげることができる教科のため対策をすれば合格に近づくという野村先生のお話に納得です。
「スタディアップ」が開発する教材は、効率よく学習が進められるとのことで人気だそうです。気になった方はチェックしてみてください。
![野村 恵祐(のむら けいすけ)](https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2021/10/en_juken_211101_01_01.jpg)
野村 恵祐(のむら けいすけ)さん
群馬県生まれ、広島県育ち。愛光高校、慶應義塾大学商学部卒業。
中学受験 社会科専門塾「スタディアップ」代表。家庭学習で社会全分野の効率の良い授業がたった13時間でマスターできるCD教材「コンプリートマスター」や、社会の最重要キーワードをまとめた一問一答問題集「プラチナインプット」などの教材開発を行い、通販を通じて年間に3,000名以上の受験生、及びその父兄と関わっている。
主な著書に『中学受験は社会で合格が決まる』(講談社)や、『中学受験 社会 合格への家庭内戦略』(小学館)、『中学受験 第一志望に合格したいなら“社会”の後回しは危険です』(ダイヤモンド社)などがある。スタディアップ 公式サイト